Art

2026.09.23

「花の芸術家」が晩秋の名刹を彩る展覧会【ダニエル・オスト in 鎌倉】

花の彫刻家、花の建築家と呼ばれるベルギー人フラワーアーティスト、ダニエル・オストさん。ここで紹介しているような、独創的な花のインスタレーションを鎌倉で鑑賞できる機会がこの秋、訪れます。花の秋、花の芸術に触れるべく、この秋はいざ、鎌倉へ!

落ち葉、枝、苔、果実。植物のあらゆる姿に美を見出す

左/「ブッシュカン」 右/「仰ぎのオブジェ、ラナンキュラス一輪」

花は装飾ではなく、生きた彫刻である。
そう語るのはフラワーアーティスト、ダニエル・オストさん。

ベルギー王室のロイヤルウエディングの装飾をはじめ、世界各地の歴史的建築物を舞台に作品を発表。
「花の彫刻家」「花の建築家」と呼ばれる彼の作品は、植物と空間が美しく調和し、大胆でいて繊細、独創的で華麗、世界中で多くのファンを魅了し続けています。

左/倉敷・大原邸にて。右/「紅葉のリース」

出雲大社「平成の大遷宮」

1985年の初来日以来、生け花に魅せられ、東洋の自然観と精神性を創作の根源とし、日本の文化を深く敬愛する彼の作品を、この秋、古都・鎌倉の名刹(めいさつ)「覚園寺(かくおんじ)」で鑑賞することができる展覧会が開かれます。

約30 点におよぶ花のインスタレーションの舞台は、覚園寺の境内にある江戸時代の農家を移築した「旧内海家」。
日本の原風景ともいうべき茅葺の古民家を彩る、ダニエル・オストならではの幽玄の世界…。
11月12日~17日の錦秋の6日間、花の芸術を体感してみませんか。

見る者はそれが花であることを忘れる。そこにあるのは、自然の力そのものが形づくった彫刻である。

京都・仁和寺にて。

左/「枯葉のミルフィーユ」 右/京都・金閣寺「the Sun」

会場は鎌倉の名刹・覚園寺


鎌倉幕府2代目執権・北条義時が薬師堂を建立したことに始まる。重要文化財の薬師如来坐像を本尊とする本堂の薬師堂をはじめ、境内には愛染堂や地蔵堂などがある。とりわけ境内が紅葉に染まる晩秋は多くの人が訪れる。

展覧会詳細:「ダニエル・オスト in 鎌倉」

会期:2026年11月12日(木)~ 17日(火)
会場:覚園寺(神奈川県鎌倉市二階堂421)
時間:10時~18時30分(16時30分よりライトアップ) ※最終入場は18時まで
入場料:前売券4,000円、当日券4,500円(拝観料含む)
問い合わせ先:ダニエル・オスト実行委員会(電話:03-6278-8145)
Eメール:info@danielost.jp

Daniel OST


1955年ベルギー生まれ。フラワーアーティスト。
金閣寺など日本の文化財での花の展示も多数。2015年秋の叙勲で、「花の芸術家」として旭日小綬章を受章。

※本記事は雑誌『和樂(2026年10・11月号)』の転載です。
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和樂web編集部


構成/田中美保、高橋木綿子(和樂)
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