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琳派や狩野派も!江戸文化を楽しく伝える、区立最古の美術館!!

板橋区立美術館

赤塚城址付近一帯を「教育と文化の森」として整備するなかで、昭和54(1979)年に東京23区初の区立美術館として開館。赤塚公園の一角に位置し、周辺には郷土資料館や赤塚植物園、長谷川雪旦の挿絵でも有名な齋藤月岑の『江戸名所図会』に描かれた松月院、東京大仏の乗蓮寺などがあり、散策にもよいロケーションです。江戸狩野派を中心にした近世の絵画をはじめ、大正から昭和前期にかけての前衛美術、板橋区ゆかりの作家の作品などをコレクション。江戸文化を伝えるシリーズ展示では、「奇想天外江戸絵画」や「あの世の情景-描かれた地獄と極楽-」「お殿様の遊芸~楽しみながら描いてみむ~」など、日本美術ファンでなくても興味がそそられる企画が。

また、「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の展示事業を行うなど、その活動は多岐にわたります。なかでも、平成22年に開催された「浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展」は、海を渡った浮世絵がどのように受け入れられたのかを知る貴重な展示で話題になりました。ガラスケース越しではなく畳の上で屛風を鑑賞できる展覧会があったり、ウィットに富んだ作品解説なども好評。鑑賞だけでなく技法講座なども開催していて、知的好奇心を刺激される美術館です。

琳派絵画の構成力や、品のいい絢爛さに目を奪われます

酒井抱一の弟子のひとり、道一の屛風絵。右隻には枝を伸ばす堂々とした桐の幹が。
酒井道一『桐菊流水図屛風』(左隻)二曲一双 絹本金地着色 各171.8×172.6㎝ 江戸時代~明治時代 板橋区立美術館

淡く遠景に描かれているにもかかわらず、富士山の存在感は絶大!

左隻に富士山、右隻に三保松原を配置し、墨のにじみやぼかしで幽玄な世界を表現。モノクロの画面に、右隻の海のわずかな青みが冴えます。
狩野探幽『富士山図屛風』(左隻)六曲一双 紙本淡彩 各159.6×356.8㎝ 江戸時代 板橋区立美術館

現在、絶大な人気を得ている河鍋暁斎の作品も

河鍋暁齋『龍虎図屛風』

板橋区立美術館

住所/東京都板橋区赤塚5-34-27 地図
開館時間/9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日/月曜日(ただし月曜が祝日のときは翌日)
ホームページ/http://www.itabashiartmuseum.jp/

-2015年和樂8・9月号より-

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