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写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人

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写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人

歌舞伎を描いた絵師といえば東洲斎写楽が有名ですが、実は、浮世絵の歴史に燦然たる名を残すあのスーパースターたちも、みんな歌舞伎を描いていました。富士山シリーズなど、風景画のイメージが強い葛飾北斎も描いていたとは驚きです。他にも国芳や歌麿、歌舞伎を描いた人気絵師6人をご紹介します!

葛飾北斎

われらが北斎先生も歌舞伎役者を描いていた

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「四世松本幸四郎の釣船三婦」部分 寛政8(1796)年 細判錦絵/似顔役者絵の第一人者・勝川春章に入門し、春朗の号でデビューした北斎。風景画の印象が強いが、実は初期の数年は役者絵も描いていた。細判(約33×16㎝)に描かれたのは、「夏祭浪花鑑」の俠客・釣船三婦を演じた四代目松本幸四郎。一瞬をとらえたフォルムや色彩センス、線の力強さに、早くも北斎らしい個性が見える。

喜多川歌麿

歌麿画伯の「忠臣蔵」には美人母子が登場します

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「仮名手本忠臣蔵 八段目」部分 寛政11(1799)年ごろ 大判錦絵/吉原の花魁や初々しい町娘などの美人画で、世界的人気を誇る歌麿。北斎も広重も国芳も描いた「仮名手本忠臣蔵」だが、歌麿にかかればこんなにかわいい!本作は、美人母子が鎌倉から京都山科まで旅する道行を描いた八段目「道行旅路嫁入」。

歌川国芳

その髪、その襟、その衣装。さすが国芳、なんでもあり!

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「毛刎九右衛門 市川海老蔵」部分 天保11(1840)年 大判錦絵/近松門左衛門の「博多小女郎波枕」で五代目市川海老蔵が演じたのが、密貿易船のドン・毛刎九右衛門。エキゾチックな雰囲気の人気キャラだ。白襟に龍の刺青を表した衣装を着て、腰を両手にあてつつ海を眺める「汐見の見得」を決めたところ。

東洲斎写楽

美男に描くのはつまらない。役者の個性を描きたい!

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「初代市川鰕蔵の竹村定之進」部分 寛政6(1794)年 大判錦絵/人物を美化することなく個性を強調するという掟破りの役者絵で、江戸の町にセンセーションを起こした写楽。役者の内面や存在感まで十分に伝えている。鰕蔵とは名優・五代目市川團十郎のこと。「恋女房染分手綱」の能の指南役、竹村定之進を演じた。

歌川国貞

なんと、ウチワにあの方が!歌舞伎好き女子を描きました

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「星の霜 當世風俗(蚊やき)」部分 文政2(1819)年 大判錦絵/女性の憧れと共感を呼ぶ美人画で一世を風靡した国貞の、最高傑作といわれるシリーズ。寝床に置いた団扇には三代目尾上菊五郎の似顔。ファンの姿は今も昔も変わらない…!優男の菊五郎は、松本幸四郎や市川団十郎とともに江戸歌舞伎を盛り上げたひとり。まさに当代のアイドル。

鈴木春信

優美でキュートであどけない少女のような女形

写楽、国貞、北斎も!?歌舞伎を描いた人気絵師6人「おすぎ 市村羽左衛門」部分 江戸時代後期 細判錦絵/春信の美人画といえば、流麗な描線と中性的な雰囲気が何よりの魅力…それはまさに女形の佇まい!本作で描かれたのは、幅広い芸風をもち、女形もこなした九代目市村羽左衛門。少女のようにあどけない表情と優美な仕草に胸がキュン!

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