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2023.05.16

名品がずらりと並ぶ8日間! 5/20~28「饒舌館長ベスト展」静嘉堂文庫美術館

5/20~28の期間に、静嘉堂文庫美術館にて「饒舌館長ベスト展」が開催されます。

饒舌館長・河野元昭さんの傘寿を記念した
8日間の特別な展覧会

静嘉堂文庫美術館の館長であり、東京大学名誉教授、京都美術工芸大学名誉教授の河野元昭さんが、本年7月20日に80歳の傘寿を迎えられます。
今年はまた、静嘉堂文庫美術館館長に就任して8年目にあたり、末広がりのおめでたい「八」が並ぶことを祝って、館蔵の近世絵画の中から、館長が大好きな名作、気になる名品を18点厳選して展示するまさに特別な展覧会が、5月20日(土)~28日(日)の8日間だけ開催されます。

世田谷区岡本の静嘉堂文庫美術館

気になる18作品は、俵屋宗達『源氏物語関屋澪標図屛風』(国宝)や『四条河原遊楽図屛風』、渡辺崋山『芸妓(校書)図』(いずれも重文)のほか、狩野探幽『波濤水禽図屛風』、英一蝶『朝暾曳馬図』、円山応拳「江口君図」、青木木米『飛泉図』など、国宝・重文をふくむ近世絵画の名品がずらり。
その一方で、渡辺南岳『玄宗楊貴妃一笛双弄図』、原在明『朝顔に双猫図』宮川長春『形見の駒図』など、一般にはまだ知られていないけれども、河野館長イチオシの名品まで、多士済々。
会場は館長が今も週1日は勤務する、愛して止まない、世田谷区岡本の静嘉堂文庫美術館。丸の内にギャラリーを設けてから8か月目に入り、静けさに包まれていた岡本の地で、至福の日本美術体験を楽しむことができるのです。

俵屋宗達『源氏物語関屋澪標図屛風』のうち左隻「澪標図」 国宝 江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館

饒舌館長の本領発揮!ギャラリートークは必聴!!

河野館長にはもうひとつの顔があります。それは、人気ブログ「饒舌館長」をほぼ毎日更新している、ブロガーにしてインフルエンサーという側面。この展覧会の会期中にも、館長の面白い話を聞くことができる「饒舌館長大いに語るギャラリートーク」を5月 20(土)、28 日(日)のいずれも 14 時から開催。(入場券をお買い求めの上、展示室にてお待ちください。予約不要) このお話を聞くと、日本美術がもっと好きになることは請け合いです。

俵屋宗達『源氏物語関屋澪標図屛風』のうち右隻「関屋図」 国宝 江戸時代・寛永8年(1631) 静嘉堂文庫美術館

【開催概要】
「河野館長傘寿の祝 饒舌館長ベスト展~8日間限定~」
会期:2023年5月20日(土)~28日(日)
会場:世田谷区岡本 静嘉堂文庫美術館
住所:東京都世田谷区岡本2-23-1
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10時~16時30分(最終入館16時)
休館日:5月22日(月)
入館料:一般1,000円(高校生以下無料)※予約不要
https://www.seikado.or.jp
twitter : @seikadomuseum

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和樂web編集部

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