Art

2026.08.01

木工家・川合優氏と「SOMA」が紡ぐ、木と森をめぐる物語。和光 アーツアンドカルチャーで企画展「木のこと」を開催

銀座の街とともに時を刻んできた和光 本店。その地階は2024年に「アーツアンドカルチャー」として生まれ変わり、この夏2周年を迎えました。現在、2026年8月12日(水)まで企画展「木のこと」を開催しています。 木工家・川合優氏の作品と、ライフスタイルブランド「SOMA」の活動を通して、木や森とのつながりを見つめ直す本展。木そのものの魅力や森の可能性に触れられる、本展の見どころをご紹介します。

川合優氏と「SOMA」が伝える、木と共に暮らす文化

木工家・川合優氏。京都精華大学建築学科卒業後、飛騨で木工、京都で家具づくりの修業を重ね、2007年に独立。現在は作品制作に加え、ライフスタイルブランド「SOMA」のディレクターとして、森と人をつなぐ活動にも取り組んでいる。

木そのものが持つ表情や個性を大切にしながら制作を続ける川合氏は、自然との向き合い方を見つめ直した経験を機に、2016年に「SOMA」を設立しました。「SOMA」では、過剰な植林や需要の変化によって使われにくくなった日本の杉や檜を活用し、素木の魅力を生かしたものづくりを展開しています。

作家としての創作とブランドとしての活動。その根底には、木が持つ楽しさや豊かさ、美しさを人へ届け、美しい森の風景につなげていきたいという思いがあります。

「SOMA」は、日本産木材を用いた製品開発を軸に、ワークショップや森を歩くフィールドワーク、地域と連携した森づくりなど、多角的な活動を展開している。ブランド名は、山で働く人を意味する「杣人(そまびと)」や「杣仕事」に使われる「杣(そま)」に由来。

古材を生かした空間で体感する、木の魅力とものづくり

本展では、川合氏の作品と「SOMA」の活動を通して、「木の魅力、森の可能性」を探求するきっかけを提示します。

会場となるアーツアンドカルチャーは、現代美術家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏が主宰する新素材研究所が空間設計を担当。霧島杉や魚梁瀬杉、秋田杉など、日本各地から集められた古材や素材が織りなす、この場ならではの設えも見どころです。

木に囲まれた空間だからこそ、木そのものに宿る美しさや手触り、香り、背景といった個性に加え、人の手によって作品へと形づくられていく過程も、より深く感じられます。

WAKOのロゴから着想を得たお盆も。暮らしに寄り添う木のかたち

本展にあわせて、WAKOのロゴに用いられている「O」の造形から着想を得て、特別に制作されたお盆も登場。円が象徴するやわらかな広がりと調和を意識したかたちが、日常のひとときを静かに引き立てます。

暮らしに寄り添う美しい道具との出会いとともに、木の美しさと、その恵みを育む森にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

「木のこと」川合 優・SOMA

期間:2026年7月16日(木)~8月12日(水)
営業時間:11:00~19:00(※和光の営業時間に準ずる)
場所:和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
住所:東京都中央区銀座4丁目5-11
お問い合わせ:03-3562-2111(代表)
アーツアンドカルチャー ウェブサイトhttps://www.wako.co.jp/c/artsandculture

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和樂web編集部

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