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6,7月号2025.05.01発売

日本美術の決定版!「The 国宝117」

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小川 敦生

美術ジャーナリスト&日曜ヴァイオリニスト&ラクガキスト(雅号=Gyoemon)。そして多摩美大教授。新聞や雑誌の美術記者を経験しながら「浮世離れ」を目指し、今日に至る。音楽面ではブラームスのヴァイオリン協奏曲のソロをコンプリート演奏する夢を実現し、自己満足の境地へ。著書に『美術の経済』。

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水木しげるが浮世絵師だったら? 江戸と未来をつなぐ現代美術の挑戦【東京国立博物館 表慶館】

江戸時代に確立した多色摺り浮世絵版画は「錦絵」とも呼ばれ、鮮やかな色遣いと大胆な発想によってかけがえのない美の世界を創出した。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)で版元・蔦屋重三郎とタッグを組んだ喜多川歌麿は、18世紀後半に洗練された線描による優美な美人画で一世を風靡し、世紀をまたいで幕末まで活躍した葛飾北斎は、時に雄大で、時に超現実的な風景やモチーフを描いた。江戸の浮世絵の卓越した出来栄えは、現代の私たちの心をもつかみ続けている。

この伝統技術を、現代のクリエイターたちの世界で生かすことはできないか。その問いに応えるべく、浮世絵の伝統技術を保持するアダチ版画研究所が1979年以来続けてきた興味深い試みの成果が、東京国立博物館表慶館で開かれている企画展「浮世絵現代」で披露されている。
小川 敦生

『源氏物語』の世界をガラスで融合させた截金。祈りの技法に込めた作家の決意とは【静嘉堂文庫美術館】

静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館、東京)で開かれている企画展「平安文学、いとをかし―国宝『源氏物語関屋澪標(みおつくし)図屏風』と王朝美のあゆみ」の展示室で、きらきらと光り輝く優美な文様が印象的なガラス作品に出逢った。作者は山本茜さん。1977年生まれの截金(きりかね)ガラス作家である。古美術や古典籍の収蔵を特色としているこの美術館で、現代作家の展示は初めてだという。この企画展でも、展示の中心は俵屋宗達の『源氏物語関屋澪標図屏風』などの古美術の名品と『和漢朗詠集』や『蜻蛉日記(かげろうにっき)』などの古典籍だった。
小川 敦生

波乱の人生を歩んだ英一蝶はなぜ「雨宿り」を絵にしたのか?【サントリー美術館】

小川 敦生

奇妙キテレツ! 河鍋暁斎の『武四郎涅槃図』モデルは“北海道の名付け親”!?

小川 敦生

人生のベテランを元気に! 横尾忠則の境地「朦朧体」の表現とは【寒山百得展】

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