春日大社の国宝は王朝文化の粋を今に伝える

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春日大社 国宝殿で12月13日まで開催中の「春日大社国宝殿特別展 神が遺した秘宝 -春日大社は平安の正倉院-」。平安時代の天皇家や貴族などから神に捧げられた高級な秘宝が並んでいます。その中の優れた技術で作られた金無垢の鶴は必見。

御蓋山の麓にある春日大社は、奈良時代の創建以来、藤原氏の氏神として栄えてきた。平安時代後半には、天皇や皇族も参詣し、祭神のために誂えた神宝がさかんに奉納された。これらのうち、社殿を建て替える式年造替のときに新調されることなく、撤下(役目を終えて下げること)されなかったものが、奇跡的に現存している。

12-02 金鶴及銀樹枝 V金鶴及び銀樹枝 国宝 12世紀 金・銀板打出造 2点 鶴/高4.7cm 樹/高10.0cm 春日大社 奈良 展示期間:展示終了

「金鶴及び銀樹枝」は、枝に留まった鶴を表した小型の造り物。鶴は、厚手の純金の板を打ち出して背と腹を作り合わせ、足を挿し、枝は銀板を丸め、写実的に造形している。翼には、鏨で羽毛が精巧に彫られる。神への捧げ物だからこそ、贅を尽くし、最高の技術で作られた。王朝文化の華やかさを伝える遺品である。

春日大社 国宝殿

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