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2018.06.05

武運を祈り神に捧げられた甲冑、国宝「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」

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2018年6月10日まで開催された、奈良国立博物館 東新館・西新館で開催中の創建1250年記念特別展「国宝 春日大社のすべて」。ここでは国宝「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」が公開されました。 

赤糸威大鎧(梅鶯飾)赤糸威大鎧(梅鶯飾) 国宝 13世紀 1領 胴前高35.5cm 兜鉢前後径21.7cm 大袖高42.4cm 鍬形高57.6cm 春日大社 奈良 展示期間:展示中~6月10日 写真/春日大社

武運を祈り神に捧げられた甲冑

奈良・春日大社には、武運長久を祈る武士によって、刀剣や甲冑などの武具が数多く奉納されてきた。赤糸威大鎧(梅鶯飾)は、ととのった状態で現代まで伝えられた、鎌倉時代の貴重な甲冑である。その見どころは、精緻な飾金物だ。梅の樹に留まる蝶や鶯のモチーフを基本に、蜘蛛、虻や蓑虫など身近な生き物が立体的に透し彫りされる。兜の正面には玉眼の入った獅子の頭部の飾りが付けられ、天に伸びる鍬形には鳥の羽模様が細かく彫られている。実用品であることを度外視し、神に捧げるため、当時の最高の彫金技術を結集させて誂えたことがうかがえる。

◆ここで見られる!
奈良国立博物館