国宝茶碗「曜変天目(稲葉天目)」を見に行こう!

国宝茶碗「曜変天目(稲葉天目)」を見に行こう!

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2018年6月17日まで、静嘉堂文庫美術館で開催中の「酒器の美に酔う」。現在、国宝「曜変天目(稲葉天目)」を公開中です。

曜変天目曜変天目(稲葉天目)国宝 建窯 中国・南宋時代(12~13世紀)1口 高7.2cm 口径12.2cm 高台径3.8cm 静嘉堂文庫美術館 東京 展示期間:展示中~6月17日

小さな茶碗に広がる宇宙

中国・南宋時代に福建省の建窯で焼かれた黒釉茶碗のうち、虹のように光彩の輝く星文の現れたものを曜変天目という。この模様は、茶碗を焼く際に窯の中で偶然生じるもので、意図的に作りだせるものではない。そのため非常に数が少なく、古来珍重されてきた。室町将軍家の同朋衆による唐物・唐絵を用いた座敷飾りの故実書「君台観左右帳記」では、もっとも高い格式が与えられた。掲載した「稲葉天目」は、斑文の色や配置がとくに華やかなものとして知られる。瑠璃色、藍色、淡い黄色などの斑文が見込みの中心に向かって密になっていく様子を見ていると、宇宙に吸い込まれそうな気分になる。将軍も現代人をも虜にする神秘的な1碗だ。

◆ここで見られる!
静嘉堂文庫美術館 公式サイト

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