2018年9月29日から開催される特別展「京(みやこ)のかたな」は、京都国立博物館にとって初めての、本格的な刀剣展。現存する山城(京都)鍛冶の刀のうち、国宝を含む名刀工の代表作がずらりと並びます。また、刀を通して京文化の魅力を俯瞰できるのも京博ならでは。さらに、「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)-ONLINE-」登場の刀も20振以上出陳します。そんな楽しみ満載の特別展の見どころを、和樂INTOJAPANが先取り! 刀剣ファンも初心者も必見です。
超絶レベルの名刀約170口が大集合
「だれが見ても文句ナシの極上品だけが並びます」と、京都国立博物館の刀剣マスター、末兼俊彦(すえかねとしひこ)さんも胸を張った! この秋開かれるのは、国宝の刀だけでも20口に迫ると話題沸騰中の名刀祭り。初心者でもノー知識でも満足必至です。
時代別の展示で京のトレンドがわかります
かつて山城国(やましろのくに)と呼ばれた京都生まれの刀を中心に、中世から戦国時代を経て近世へ…と時代を追って展示されるのが特徴。京都の刀を通じて、日本文化の歴史、ひいては京の美意識の変遷をたっぷり堪能できるのです。
刀剣乱舞-ONLINE-に登場する20振以上が降臨!
人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」に登場する名刀が、なんと20振以上も勢ぞろい。三日月宗近、石切丸、鳴狐、五虎退、明石国行、謙信景光、次郎太刀、同田貫正国、歌仙兼定、鯰尾藤四郎…。きらめくスター刀たちに出合えます。
日本刀の見方が変わります
日本刀のツボがわからない…という人こそ本展覧会へ。「斬れなくても愛された名刀」「美しすぎて国宝になった名刀」「妖力で人を惑わせた名刀」など、刀の魅力は多種多彩。この面白さを、みんなに伝えたくなるはずです。
日本美術ファン必見。若冲も登場!
伊藤若冲がリスペクトした刀鍛冶(かたなかじ)ってだれ? 祇園祭の長刀鉾(なぎなたほこ)が盗まれた? 日本美術と刀の関係を、京都国立博物館ならではの視点で読み解きます。国宝「平治物語絵巻」や若冲「伏見人形図」など絵画も多数展示予定です。
特別展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」
会期 2018年9月29日〜11月25日
会場 京都国立博物館 平成知新館
公式サイト
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