日本文化の入り口マガジン和樂web
3月28日(火)
エレガンスは、けして色あせることのない唯一の美です。(オードリー・ヘプバーン)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
3月20日(月)

エレガンスは、けして色あせることのない唯一の美です。(オードリー・ヘプバーン)

読み物
Craft
2018.08.14

すごいぞ!日本刀。国宝「短刀 無銘 正宗(名物 庖丁正宗)」を見に行こう!

この記事を書いた人

2018年9月2日まで、徳川美術館で開催中の「名刀紀行―五箇伝巡り―」。現在、国宝「短刀 無銘 正宗(名物 庖丁正宗)」を公開中です。

短刀無銘正宗短刀 無銘 正宗(名物 庖丁正宗) 国宝 14世紀 1口 刃長23.9cm 元幅3.6cm 徳川美術館 愛知 展示期間:展示中~9月2日

徳川家康が愛蔵した名工・正宗の刀

日本でもっとも著名な刀工・正宗は、14世紀前半に相模国(神奈川)鎌倉で活躍し、「相州伝」と呼ばれる作風を完成させ、刀剣界に大きな影響を与えた。掲載した短刀は、かつて徳川家康が所持し、形見分けで尾張徳川家のものとなり、その後、名古屋の徳川美術館に収められた由緒あるもの。反りがなく、身幅の極端に広い形が包丁に似ていることから、「庖丁正宗」の名称が付いた。刀身には、表裏に貫通するように、不動明王の化身を表す剣が彫り抜かれている。また、焼入れの際に地肌に生じる「地沸」という粒子や、ゆったりと寄せる波のような「のたれ」と呼ばれる刃文の美しさも、見どころである。

◆ここで見られる!
徳川美術館 公式サイト