1964年創業の純喫茶「COFFEE 西武」の2号店が西新宿にオープン!
東京オリンピックが開催された1964年に創業した「COFFEE 西武」は“昭和レトログルメ”が楽しめるスポット。そんな老舗純喫茶の2号店が新宿西口からほど近いビルの2階に誕生。昨今の喫茶店ブームもあり、喫茶店が珍しいと感じる若い世代や外国人観光客が急増。毎日行列が絶えない人気店の2号店をご紹介したい。
レトロな喫茶店を集めた書籍でも多く紹介されている「COFFEE 西武」は、現存する老舗喫茶店の中でもとりわけ人気が高い。
なぜ人気なのかは階段下の「食品サンプル」をみれば一目瞭然。
フードメニューはもちろん、デザート系メニューがスゴイのだ。
「コピーとってきます!」といいつつ、コーヒーブレイクしにくるビジネスマンのためなのか、コピー機も設置。一見、アナログなサービスかもしれないが、この親切さも「COFFEE 西武」人気の1つなのかも。
レトロな店内も本店の雰囲気そのまま
純喫茶の名店として55年の歴史を持つ「COFFEE 西武」。来年のオリンピックイヤーに合わせ、西新宿の地に2号店をオープン。本店同様、昭和レトロをモチーフにしたモダンな内装は、移り変わりの早い大都会新宿にあるとは思えないほどの落ち着きと懐かしさに溢れている。
私が思う特等席は「窓側のコーナー席」。店内全体を見渡すことができ、ビロード張りのスツールに囲まれている感じが落ち着く。
日本屈指の老舗工房「松本ステインドグラス製作所」によるステンドグラスは圧巻
店内の照明は、国会議事堂中央広間のステンドグラスの修復事業や成田山新勝寺平和大塔金剛殿の天井部分、青山学院大学のガウチャー記念礼拝堂なども手掛けた日本屈指の工房「松本ステインドグラス製作所」のステンドグラスを配置。
ステンドグラスもしくはステンドグラス風のインテリアをお店に施している純喫茶は多いですが、こんなに大きな照明が設置されたお店は珍しい。
鉛線の半田面やフラットケイムが虹色に輝く全面半田の美しさは、70年の歴史を持つ同工房ならでは。明治より伝わる技術に改良を重ねた匠の技が光るステンドグラスは圧巻。
本店の味を受け継いだ定番メニューは懐かしさ溢れる味
メニューを開くとドリンクメニューはもちろん、フードメニューも充実。
本店でも人気の「新宿特製オムライス」(950円)や「西武カレー」(800円)など、創業当時の味を2号店も受け継いでいる。
人気のオムライスとナポリタンがワンプレートにのった「オム&ザ・ナポリタン」は、さしづめ“大人のお子様ランチ”である。
しかし、デザートメニューも食べ逃すわけにはいきません。
「オム&ザ・ナポリタン」はまた、次回にするとして、今回は「新宿特製オムライス」を紹介。
食事は『セットタイムサービス』なら、ドリンクとサラダ付き。「オム&ザ・ナポリタン」以外のフードメニュー1品とサービスメニューのドリンクの中から一品選べる。
丁寧な下ごしらえを心がけている自家製デミグラスソースは、喫茶店の料理とは思えないほど本格的。ピーマン、玉ねぎ、ベーコンが入ったケチャップライスの上には、フワフワのオムレツがのせられ、本格的な洋食の味がする。
アイスコーヒーの氷が、コーヒーでできているので、最後の一滴までアイスコーヒーを美味しく味わえる。こういった気遣いも、老舗純喫茶ならでは。
そして楽しみにしていたデザートタイム。
パフェを食べる予定だったのですが、プリンが自家製と聞いて、思わずハンドルを「プリンアラモード」方面へキュッ!!と切ってしまった。
毎朝お店で焼かれるプリンを中心に、自家製の生クリームにフレッシュフルーツなど盛りだくさん。
ここでしか味わえないオリジナルメニューも登場
2号店に新しく登場したのが「西武シフォン」(単品550、ドリンク付き950円)。
ほどよく空気を含んだシフォンケーキは、絹のような繊細な舌触り。きび砂糖の優しい甘みと自家製の生クリームのコンビネーションがブラックコーヒーとよく合う。2号店でしか提供していない「西武シフォン」は見逃せない美味しさ!
伝統メニューの他に、1958年創業のアパレル&ライフクリエーションカンパニー株式会社JUNとコラボした、オリジナルドリンクも登場。2号店だけでしか楽しめないオリジナルメニューもぜひ味わってほしい。
COFFEE西武 西新宿店 基本情報
店舗名: COFFEE西武 西新宿店
住所: 新宿区西新宿7-9-16 西新宿メトロビル2F
営業時間: 平日 10:00-19:00 土日祝 11:00-18:00
定休日: 第二水曜日
公式webサイト: http://metro-net.co.jp/business/food/coffee_seibu2/