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「沖縄そば」の正統。現存する最古の「きしもと食堂」を訪ねて

『食の力』と題し、沖縄のいま訪れるべき3つの場所をご紹介します。

2.「きしもと食堂」の沖縄そば

明治38年創業以来、沖縄そばの正統。木灰そばただ一筋

那覇市内だけでも沖縄そばが食べられる店はたくさんありますが、わざわざ北部の本部町にまで足を運ぶことをおすすめするのは、ここが現存する沖縄最古のそば屋だからです。家族で守り続けるのは、小麦麺のつなぎに薪から出る灰汁を用いた伝統的な製麺法でつくる「木灰そば」。


特大の鉄鍋が入った頑丈なかまどは、八重岳店開店に合わせて2004年に新調。木灰の扱いは手の勘が頼り、麺は当然手打ちになる。

さらに潔いことに「うちは麺に力を入れていますから、品書きは昔からひとつだけです」と店主の仲程弘樹さん。麺をゆでる燃料であり、灰汁のもととなるのは、本部町よりさらに北方の森に自生するイジュやイタジイの樹木。太陽をたっぷり浴びた木々の栄養分を含んだ麺はクイッと弾力があり、虜になる味。鰹と豚を合わせただしも風味よく、先人の知恵に感謝を込めて完食です。


甘辛く煮込んだ三枚肉が鰹だしの効いたスープにぴったり。きしもとそば(大)650円(税込)。


本店は創業地で営業中

きしもと食堂
住所/本部町伊野波350-1 地図
営業時間/11時~19時(17時以降に売り切れの場合あり) 
定休日/無休 
※以上は「八重岳店」の情報。本店とは車で数分ほどの距離。

3.食べることで薬になる 沖縄の食の知恵 「カナ」のカナ定食
1.県内でいちばん上等な沖縄料理を食べるならここ。「美榮」の琉球料理


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撮影/石井宏明 取材・文/藤田優
構成/木村優、小竹智子、久保志帆子

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