お家に飾りたい! 黄金国宝ベスト3

お家に飾りたい! 黄金国宝ベスト3

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素晴しい美術作品を見ると、胸中密かに「これ、欲しい」と思いませんか? たとえ、それが国宝であったとしても。いえ、国宝だからこそ、多くの人々に魅力を感じさせるのかもしれません。制作された当時は、高貴な人々だけが目にすることができるものであった品が、長い年月を経て、一般に広く鑑賞できるよろこびを私たちは享受できるのですから。もしも、自分のものになったら…妄想しただけでウットリする、黄金の国宝ベスト3をご紹介します!

1 「金印」

日本最古の金製品である「金印」。日本史の教科書でおなじみの、後漢の光武帝から倭の奴の国王に与えられた印章です。

金印金製 一辺2.35㎝ 重さ108.729g 弥生時代 1世紀 国宝 福岡市東区志賀島出土 福岡市博物館/上部はとぐろを巻く蛇をかたどり、鱗は魚々子(ななこ)で表現されている。当時の印は、文書や器を入れた袋や箱を紐で縛り、粘土塊で封をした上に押し当て、発信者を明らかにし、秘密を守るために用いられた

2 「片輪車蒔絵螺鈿手箱」

「片輪車蒔絵螺鈿手箱」は、平安時代、宮中の内匠寮や作物所などの官営工房で制作されたとおぼしき美しい箱。金粉による蒔絵と白い夜光貝で、水の流れに牛車の車輪が浸る情景が描かれています。

片輪車蒔絵螺鈿手箱一合 木製漆塗 22.4×30.6×13.5㎝ 平安時代 12世紀 国宝 東京国立博物館 Image: TNM Image Archives/水に車輪の文様は、自然の風物に極楽浄土の池に咲く大蓮華のイメージを重ねてあり、経巻を納める経箱として制作されたと考えられている。箱の内側にも鳥、蝶、松、梅、楓などが描かれている

3 「金銀鍍透彫華籠」

贅の極みともいうべき「金銀鍍透彫華籠」は平安時代〜鎌倉時代の金工。華籠とは、寺院での法要の際、生花、あるいは華葩(けは)と呼ばれる花弁形の紙片を盛る器です。繊細な透彫の細工を見つめるだけで時間が経つのも忘れそう。

片輪車蒔絵螺鈿手箱銅・鍛造、彫金、鍍金、鍍銀 径28.5㎝ 深さ4.0㎝ 平安時代 12世紀 国宝 滋賀・神照寺/滋賀県長浜市の神照寺は萩の寺としても有名な古刹。16枚の国宝指定の華籠を所蔵する。皿状の器に鍍金を施し、宝相華唐草文が中心から3方向へ複雑に広がる作風が美しい

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