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美の都・京都で出合う うるわし、工藝

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Lifestyle

2026.04.17

世界最高峰パティシエの味を東京で。「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」で特別なひとときを。

日本の美意識と洗練されたラグジュアリーが融合するホテル、ザ・リッツ・カールトン東京。2026年4月1日、その1階にパティスリー「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」がソフトオープンしました。監修はフランス・パリを中心に世界で活躍するトップパティシエ、ニナ・メタイエ氏。日本とフランスが融合した、唯一無二の食体験が楽しめます。

世界を魅了するパティシエが日本に

ニナさんはフランス西部の港町、ラ・ロシェルに生まれ、パリの有名ホテルやレストランでその才能を磨いてきました。2024年には「世界のベストレストラン50」において、「世界優秀パティシエ」を受賞。現在は自身のブランド「Délicatisserie(デリカティスリー)」を展開し、その独創的なテクニックと美学は世界中の美食家たちを虜にしています。

スイーツを引き立てる洗練された空間

椿をイメージしたブランドカラーのダークレッドが印象的

テイクアウトやギフトセットなど順次展開予定(時期は未定)

パティスリーの内装を手がけたのは、建築家でデザイナーの山下泰樹氏。ニナさんの華やかなスイーツを際立たせるため、日本のミニマリズムを基調とした空間になっています。そのコンセプトは「大地の雫」。ブランドの象徴である椿(カメリア)をベースに、空間を花が開く「大地」に見立てています。

華やかさに宿る、確かな味わい

ソフトオープン期間中の現在、メニューはブランドを象徴する椿(カメリア)をモチーフにした「ニナ コレクション」を軸に展開され、段階的に新しいラインナップが登場します。その魅力の一端として、現在提供中のメニューから、特に印象に残った3種をご紹介します。

左からレモンのマドレーヌ、チョコレートクッキー、プチ ガロパン、抹茶のフィナンシェ、小豆ときな粉のダックワーズ

まずは、「ニナ コレクション」のスタートを飾る「アミューズブーシュ」から。大きな木箱に5種類のペストリーが並び、その中からひとつを選ぶことができます。豆皿は薬味や調味料をのせるために使われることが多い小皿ですが、このコレクションではペストリーの盛り付けに活かされています。小さな器がペストリーを引き立てるとともに、日本らしい趣を添えるのが印象的です。絵柄もさまざまで、自分好みの組み合わせが楽しめるのも魅力のひとつ。

なかでも目を引くのが、中央に並ぶ四角いペストリー「プチ ガロパン」。ヘーゼルナッツのガナッシュを使った一品で、フランスの伝統菓子をベースにしたものです。この「プチ ガロパン」という名は、ニナさんが自身のブランドにおいて、親しみを込めて呼んでいる特別な呼称なんだとか。その右隣に並ぶ抹茶のフィナンシェは、「抹茶を使った一品を取り入れたい」というニナさんの想いから生まれたもの。選ぶ時間さえも、心をくすぐります。

手前から時計回りに、シトラスフラワー、エキゾチックフルーツのパブロバ、マダガスカル産バニラとピーカンナッツのフラワーケーキ

続いては、ティースタンドで提供される「厳選ペストリー3種」。まずは、マダガスカル産バニラとピーカンナッツのフラワーケーキから。ひとくち頬張ると、バニラの芳醇な香りがふわりと広がり、ムースとコク深いクリームが繊細な層をなして重なります。

続くシトラスフラワーには、レモン、柚子、オレンジを使用。すっきりとした酸味が印象的で、上品かつ清々しい余韻をもたらします。

そして、エキゾチックフルーツのパブロバ。パブロバとはメレンゲをベースにした焼き菓子で、軽やかな口どけが特徴。やさしい甘さが全体を心地よく締めくくります。

パティスリーのおすすめは、フラワーケーキ、シトラスフラワー、パブロバと今回ご紹介した順にいただくこと。濃厚なバニラからシトラスのさっぱり感、最後は穏やかな甘さへと落ち着き、味わいの変化を楽しめます。


さらに、あわせて楽しみたいのが、コーヒーがブレンドされたルイボスティー。パティスリーこだわりの一杯で、ペストリーとの相性のよさが魅力です。ルイボスのやわらかな味わいに、コーヒーの香ばしい香りが重なり、後味をすっきりと整えてくれます。


最後にご紹介したいのは、シグネチャーチョコレート「カメリア」。日本にインスピレーションを得たニナさんが、椿の花を美しいチョコレートへと昇華させた一品です。抹茶とホワイトチョコが織りなす、まろやかな口当たりが特徴です。

※ニナ コレクションではプチサイズでの提供

異国の視点でとらえた、日本の美

ペストリーを味わいながらふと手元に目を向けると、お花好きのニナさんらしく、食器にもさまざまな形で花のモチーフがあしらわれていることに気づきます。

また、その取り入れ方にもこだわりが。例えば、こちらのプレートの絵柄は、試作の段階では中央に施されていましたが、日本のスタッフと対話を重ねる中でサイドへと配置を変えました。控えめに置かれることで、日本らしい奥ゆかしさと、さりげない華やぎが同時に感じられます。

「遠くから見るとフランスの雰囲気で、近づくと日本らしさがある」。テーブルをひと目見た印象はフランスらしいカフェですが、細部をよく見ると日本的な空気が漂う。そんなイメージを大切にしたかったと、ニナさんは語ります。

日本でかたちにした想い

フランスのパティスリーに、日本の美意識をそっと重ねたニナさん。そのひとつひとつのスイーツにはどのような想いが込められているのか、伺いました。

「このプロジェクトを進めるにあたり、フランスで提供しているスイーツを日本にそのまま持ってくることだけは、したくありませんでした。私は昔から日本の食文化や工芸品が好きで、特にその奥にある職人の哲学に心を惹かれます。そこで、日本の文化やアートを取り入れながら、新しいものを作れたらと思いました。」

「日本には3回足を運び、約2年の歳月をかけて少しずつ形にしてきました。ザ・リッツ・カールトン東京のプロジェクトチームがフランスに来てくれたこともあり、支えてくれたメンバーには心から感謝しています。私のパティスリーを日本の皆さんに楽しんでいただけたら、とても嬉しいです。」

「ニナ ザ・リッツ・カールトン東京」概要

住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京1階
開業日:2026年4月1日(水)
※ソフトオープニング期間中は店内飲食のみ提供
営業時間:午前11時〜午後8時
公式インスタグラムアカウント:@nina.ritzcarltontokyo

「ニナ コレクション」詳細

提供時間:午前11時〜午後7時(L.O.)
料金:6,100円
メニュー:季節のウェルカムドリンク、アミューズブーシュ、厳選ペストリー3種または本日のアシェットデセール、チョコレート「カメリア」(プチサイズ)、飲み物1種

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和樂web編集部

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※『和樂』2026年4・5月号 美術展カレンダーに誤りがありました。P.224で紹介しました、福岡県・久留米市美術館で開催中の「美の新地平ー石橋財団アーティゾン美術館のいま」の入館料は、正しくは一般1,500円となります。お詫びして訂正いたします。
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