見逃せない作品が目白押し!
春を彩る屏風の名品がずらりと並ぶ展覧会。まず、5年ぶりの公開となる『二条城行幸図屏風』は必見です!!江戸時代の寛永3(1626)年、3代将軍・徳川家光と大御所・秀忠(ひでただ)の招きに応じて、後水尾(ごみずのお)天皇が京都・二条城に行幸する様子を描いたもので、道沿いで着飾った見物の人々が思い思いに過ごす情景が、何とも雅。京風俗の宝庫ともいえる華やかな作品です。
『二条城行幸図屏風』(右隻) 江戸時代・17世紀 泉屋博古館蔵
後期展示(3月30日〜)では俵屋宗達(たわらやそうたつ)に始まる俵屋工芸制作の「伊年(いねん)」印『四季草花図屏風』もため息の出るような艶やかさ。ほかにも茶道具や新収蔵品のおもてなしの器などが並びます。
桜の時期には、大きく枝を伸ばした大樹『桜図』を展示しています。美術館でお花見はいかがですか?
菊池容斎『桜図』江戸時代・弘化4(1847)年 泉屋博古館蔵[展示期間:2月25日〜3月26日]
屏風にあそぶ春のしつらえ-茶道具とおもてなしのうつわ
会期/2017年2月25日(土)〜5月7日(日)
会場/泉屋博古館 分館
住所/東京都港区六本木1丁目5番地1号 地図
会館時間/10時〜17時(入館は16時半まで)
休館日/月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)、展示替え期間、年末年始