毎週水曜日に、今週末足を運びたい和樂編集部オススメの美術展情報を配信!!
久保紀波展
@エポカ ザ ショップ 銀座日々
手積み、手織りの苧麻(ちょま)は、盛夏のきものに用いられてきた歴史ある自然布です。けれど今は、つくる人が極端に少なくなって、このうえなく贅沢なものになりました。本展は、貴重な苧麻の生地にモダンな絞りや奥行きのある染めをほどこした、久保紀波さんの多彩な染色作品を展示。大人シックな夏帯をはじめとして、涼やかな麻の扇子や日傘、下駄、籠など、夏の装いを彩る小物など約150点が並びます。紀波さんが手がける夏小物は、洋服に合わせても素敵なんですよー! [和樂編集部 イツコ]
羽二重の薄絹2枚の間に切り絵をはさんだ夏扇子。
久保紀波展
会期/2017年4月7日(金)〜12日(水)
場所/東京都中央区銀座5-5-13エポカザショップ銀座 B1F 地図
12時〜19時 期間中無休
SEITEI 蘇る!孤高の神絵師・渡辺省亭展
@加島美術
渡辺省亭によって描かれた花鳥画の繊細な感性に感激しました。彼の筆使いの巧みさだけではなく、日本美術が持つ詩的な奥深さが溢れています。フランスに留学した最初の日本人画家であった省亭は、西洋美術の写生力と日本の繊細な美意識を作品の中に兼ね備えました。当時、欧米の印象派の中で高い評価を得ましたが、近年日本では再評価の動きが始まりました。省亭展に出かけ、省亭の才能を自分で発見しませんか。[和樂編集部 Jenny]
SEITEI 蘇る!孤高の神絵師・渡辺省亭展
会期/2017年3月18日(土)~4月9日(日)
会場/加島美術1F・2F展示スペース
住所/東京都中央区京橋3-3-2 地図
開店時間/10時~18時
休館日/会期中無休
日本画の教科書 東京編
-大観、春草から土牛、魁夷へ-
@山種美術館
桜の季節にピッタリで、私のイチオシ作品は松岡映丘の『春光春衣』。桜が咲き乱れていて何とも春らしい。とっても色鮮やかなので是非展覧会まで足を運んで見てほしい一枚です。他にも、大観・観山と肩を並べていた菱田春草の作品や、あまり知名度はないが実力者で現在展覧会も開催中の、今もっとも注目すべき渡辺省亭。そして荒木十畝、東山魁夷の作品も!山種美術館50周年ならではの豪華な名品が揃っています。[和樂編集部 yu]
日本画の教科書 東京編
-大観、春草から土牛、魁夷へ-
会期/開催中〜4月16日(日)
会場/山種美術館
住所/東京都渋谷区広尾3-12-36 地図
会館時間/10時〜17時(入館は16時半まで)
休館日/月曜日