2018年1月21日まで、大分県立美術館で「20世紀の総合芸術家 イサム・ノグチ -彫刻から身体・庭へ-」が開催中です。
次々と展開し続けていった幅広い芸術活動を辿る
彫刻、舞台美術、家具、照明器具のデザイン、そして公園などのランドスケープ・デザインまで。幅広い活動を行ったイサム・ノグチは、まさに20世紀を代表する総合芸術家といえます。この展覧会では、初期から晩年までの彼の活動を作品とともに追いながら、その革新的なヴィジョンを解き明かしていきます。若きノグチが北京で水墨画の巨匠、斉白石に手ほどきを受けて制作した身体ドローイングは、終生、自然や体をテーマとしたノグチ芸術の出発点のひとつとして重要です。戦後、日本で夢中になってつくった陶作品もユニーク。
イサム・ノグチ「ニューヨーク」 ©INFGM,NY / ARS-JASPAR. Photo by Arthur Levine.
イサム・ノグチ「八面体の習作模型」 1968年 イサム・ノグチ庭園美術館(ニューヨーク) ©INFGM,NY / ARS-JASPAR. Photo by Kevin Noble.