2018年3月25日まで、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で「荒木経惟 私、写真。」が開催中です。
荒木経惟「北乃空」2017年 ©Nobuyoshi Araki courtesy of the artist and Yoshiko Isshiki Office,Tokyo
日本を代表する写真家、荒木経惟。彼は、人、花、オブジェ、都市など、さまざまな被写体で、「生」の生々しさをそのままに写し出し、必然的に内包している「死」にも向き合ってきました。この展覧会は、彼の数多くある作品の中から、プリントへの着色やコラージュ、フィルムの腐食などによって生と死をより強く意識させるなど、その境い目を攪乱させる作品を中心に展示します。1997年に出した写真集が反響を呼んだ「死現実」ほか、「北乃空」といった新作も出展予定。フィルムに焼き付けられた鬼気迫るエネルギーを体感してください。
荒木経惟「死現実」1997年 ©Nobuyoshi Araki courtesy of the artist and Yoshiko Isshiki Office,Tokyo