2018年1月28日まで、徳川美術館・名古屋市蓬左文庫で企画展「奇才、我が道をゆく-達磨・布袋・一休…-」が開催中です。
強烈な個性が楽しい奇人たちの人性を読み解く
狩野元信筆「布袋図」徳川美術館蔵
愛らしい大きなお腹に、にっこり笑顔の布袋。七福神としてなじみ深い彼の正体は、中国の実在した僧侶です。肩に布袋を担いであちこちを歩き回り、最期には、自分は弥勒菩薩の化身であると語ったと伝えられています。布袋のほか、達磨や寒山・捨得など、中国にはさまざまな奇才がいます。強烈な個性を放つ彼らの物語は、絵画や工芸作品となって伝えられました。徳川美術館に伝わる美術品の数々から、奇才たちの魅力に迫る展覧会。ユニークな作品の中に人生の深淵が潜んでいます。