2018年4月11日まで、永青文庫で早春展「細川家と中国陶磁-名品でたどる中国のやきもの-」が開催中です。
17年ぶり!本格的な中国陶磁展は名品がずらり
漢から清の時代まで、100点を超える中国陶磁を所蔵する永青文庫。設立者の細川護立が、大正15(1926)年から約1年半にわたるヨーロッパ旅行中に、中国古美術を蒐集し始めたのがコレクションのきっかけでした。
重要美術品「灰陶加彩馬」北朝時代(6世紀) 永青文庫蔵
加えて、代々茶の湯に親しむなかで集められた茶道具にも、中国の陶磁器「唐物」が多く含まれています。「三彩宝相華文三足盤」「白釉黒花牡丹文瓶」などの重要文化財をはじめとする約50点が展示される、永青文庫では17年ぶりという本格的な中国陶磁展。「三彩獅子」や「三彩女子」など唐三彩の名品も見どころです。
重要文化財「三彩宝相華文三足盤」唐時代(7~8世紀) 永青文庫蔵