2018年5月31日まで、足立美術館で「耳を澄ませば ささやく日本画」が開催中です。
橋本関雪「訪隠図」昭和5(1930)年 足立美術館蔵
隠棲する高徳の人物を訪れ、教えを乞う場面を描いた橋本関雪の「訪隠図」。静かな山の中で、ふたりの語る声が聞こえてくるようです。この展覧会では、絵の中の音が想像できるような作品を展示。木々に集まる鳥たちの鳴き声、流れ落ちる滝の音、人々の笑う声…。横山大観、竹内栖鳳、上村松園、伊東深水らの名画が並ぶ静かな展示室の中で、耳を澄ませて、作品の世界にひたりましょう。