Craft
2017.04.26

京都「道具屋 広岡」で大人のままごと感覚で骨董を探してみる

この記事を書いた人

華美すぎない骨董たち

「眺めてきれいだなと感じるもの、使って気持ちのいい骨董を集めています」と言うのは、地下鉄烏丸(からすま)線の北山駅から徒歩2分の「道具屋 広岡」の主人、広岡壮治さん。その言葉どおり、現代のシック・シンプルな生活スタイルにもしっくりくる、華美すぎない骨董が並んでいます。
0708  0312
そう感じるのは、この店のあり方によるもの。食器をはじめとするさまざまな道具が、飾り棚や壁、柱、古い簞笥などを使って陳列され、自宅でもこんなふうに使ったら、こんなふうに飾ったら素敵だなと想像させるのです。これはあそこに、あれとあれを合わせて…などと自宅での様子を想像しながら商品を手に取り、眺め、ままごとのように何時間も楽しむ訪問客も多いとか。
0708  0281
「骨董初心者の方は、染付のものとか、古伊万里の豆皿とか、何かテーマを決めると入りやすいですね。そうして手に入れたものを実際に使っていくうちに、自分の好みがわかったり、好みが変わったり、興味が広がったり。それも骨董の楽しさです」
0708  0309

道具屋 広岡

「その時代にしかつくれない空気感みたいなものを感じる品を求めたら、こういう店になった」というご主人と、草花を室内に取り入れて素敵に見せる奥様の久美子さんのセンスが秀逸。住宅地にあるのでここを目的に足を運ぶことになるが、その価値は十分あり。
スクリーンショット 2017-04-20 15.36.15
住所/京都府京都市左京区下鴨南芝町34-3 地図
営業時間/10時30分~日没 
定休日/火曜

-2013年和樂10月号より-