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2020.01.15

海外で日本の手工芸を伝える!京都の職人が本音で語った「Japan Handmade 2019」を独占公開

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「日本でも実現できたら楽しいのに!」と京都を代表する4人の職人が語った海外ワークショップの内容が気になって

日本の伝統工芸の「手わざ」と現在の暮らしに寄り添う「モダンなものづくりの発想」。この2つの要素がいい塩梅で組み合わさったプロダクトが今、国内外で評価を集めています。

その代表例として和樂Webで先に紹介したのが、京都の老舗茶筒専門店「開化堂」のものづくり。6代目・八木隆裕さんに最初に話をうかがったのは2019年6月のこと。実はそのとき、八木さんはカナダ・ヴァンクーバーで展示会とワークショップを行ってきた直後でした。
八木さんは2006年、ロンドンの茶葉専門店「Postcard Teas」で実演販売を行って以来、海外での販売を地道に推し進め世界評価を得てきた。「開化堂」の茶筒は2014年、イギリスのデザインの殿堂「ヴィクトリア&アルバート博物館」のパーマメントコレクションに収蔵されている。写真/石井宏明

「海外の人たちと一緒に手を動かしたことがとっても楽しかった!」と語る八木さんの笑顔に相当な手ごたえを感じたのがわたしの最初の印象。それもそのはず、3年連続で展示会のためにヴァンクーバーに通い、かつ、今回のイベントの準備に1年間かけたというのだから、その内容がとても気になります。さらに興味を引いたのは、トークショウ&ワークショップのテーマを「WE」というたったひとつのキーワードに集約して日本の工芸を伝えたという八木さんの話でした。ええっ?

「日本」も「京都」も「老舗」も「ものづくり」も、「WE」のひと言に集約できちゃうって、どういうこと?

それは日本の私たちだって知っておきたいことでは? とおせっかいにも思ったのが、この記事をつくるきっかけでした。

しかも、八木さんから声をかけられて「WE」の名の下に集まった3工房のメンツが興味深い。金編工芸の「金網つじ」、木工芸の「中川木工芸」、そして京菓子の「鍵善良房」。
茶筒の「開化堂」を加えたこれら4つの人気店が集まること、しかも業界を超えてひとつのことに取り組むなんて話は、日本でも京都でも実現したことがこれまでに、ない。
後半で4名のお顔を改めて紹介するとして、集まると普段はこんな感じでおしゃべりと笑いが絶えません。

ということで、2日間にわたってのべ300人を動員した熱狂のトークショウとワークショップを和樂Webにて独占レポート。イベントを総括したふり返りとして、4名の代表に京都に再集結いただいた“ぶっちゃけ話”も折り込みました。

「WE」でつながった4名の日本の職人が、異国の地で提供した「日本茶と和菓子のある豊かな時間」。ヴァンクーバーにあるインテリアショップ「Inform Interiors」から、ものがたりが始まります。
関心の高さがうかがえる初日トークショウ。翌日のワークショップ6回分もすべて満員になった。

なぜ代々同じものをつくり続けられるの? に答える「WE」とは

トークショウは「開化堂」代表の八木隆裕さんが最初に今回のイベントタイトルを「WE」とした理由の説明から始まって、リレー形式に。「鍵善良房」代表の今西善也さん、「金網つじ」代表の辻徹さん、「開化堂」の八木さん、「中川木工芸」代表の中川周士さんの順でスライドを使いながらのスピーチが進みました。
左から、マイクを持つ「中川木工芸」の中川さん、「鍵善良房」の今西さん、「開化堂」の八木さん、「金網つじ」の辻さん。

そもそもお土産に使われるようなハンドクラフトはあっても、手工芸と呼べるものがないカナダの国。そこに「伝統工芸」を「家業」で「老舗」と呼ばれるまでひとつのものをつくり続けるスタイルを理解してもらうための、大前提の説明が最初に必要でした(八木さん曰く、カナダに限らず日本以外ではこの概念を共有できる国は少ないとか)。

「なぜ、何百年と同じものをつくり続けなくてはいけないのか」
「ひとつ成功して財をなしたら、次は新しい事業を興せばいいじゃないか」

こんな疑問が投げられるのも、カナダの皆さんが日本の伝統工芸に携わる職人の生き方を知らないからこそ。わかりやすく答えを伝えるために「WE」というキーワードが選ばれました。

職人は作家ではない。使い手を想定してものをつくる=WE

「アーティストであれば、個人=I の意識で創作しますが、職人は一般的には使ってくれる人のことを想定してものをつくります」と八木さん。この関係性を例えるなら「WE」というわけです。

なるほど! 実は取材の現場でも、こういった職人の精神性の話にまで及ぶ機会って少ない。つくり手と使い手の間にWEという共有感覚があるという話は、わたしにとっても発見であり、腑に落ちる説明でした。使う人のことが頭にあるから、職人は技を磨いてより良いものを生み出していくんですね。同じものをつくっているように見えて、実は、それは進化し続けているものなのです。

4店主が語った、自分のものづくりのなかにある「WE」

WEに込められた意味がひとつ明らかになったところで、トークは個々の店主がものづくりのなかにある「WE」へ(5枚の写真で語られた話を2枚に絞って紹介します)。こちらもふだん、客と店の間柄では聞けない話が披露されました!

京菓子「鍵善良房」:お菓子は人と人の間で心を伝えるもの、というWE

春に登場する上生菓子の一例で、菓子銘は「はんなり」。「はんなり」は京言葉で舞妓さんをはじめ、上品で華のある京美人を表す。祇園に古くから続くお菓子屋さんならではのたたずまい。

江戸中期より祇園に店を構える「鍵善良房」は、茶人や文人、寺社、花街に愛されてきた京菓子の店。14代当主である今西善也さんは「お菓子は単なる食べ物ではない」と考えます。「日本で生まれた茶の文化では、お茶が主役であり、お菓子は茶に添えられるもの。茶をもてなす側ともてなされる側の心をつなぐものとしてお菓子がある。ここにもWEの精神を見ることができます」。

さらに、「鍵善良房」には作家、画家や陶工など歴代の店主が交流した証として「掛け紙」「調度品」「菓銘」などさまざまなものが残されています。

先代が木工芸家・黒田辰秋に特注した調度品。文化財のようにガラスケース越しに置かれているわけではなく、店で普通に使われているところが素敵だ。
「黒田辰秋の作品を見に来るために、うちの店に足を運んでくださるお客様がいます。作家はこの世にいなくても、当時の親交が時代を超えて新しい人を呼んでくれるんですよね」と今西さん。当代の今西さんも積極的にものを生み出す人たちとの交流を楽しんでいます。作家と店、客をつなぐ温かいふれあい=WE。文化を生み、育てることも「鍵善良房」に欠かせない「WE」です。

金網工芸「金網つじ」:金網工芸の新しい価値を育てる、親子二人三脚のWE

編み始めの模様に注目! 「菊出し」と呼ばれる技法は手で編むからこそ生まれる模様で、徹底して手作業にこだわる「金網つじ」の代表作。ステンレスと銅製の豆腐すくい。

京都における金網工芸の歴史は古く、平安時代にまでさかのぼります。その当時は鳩よけや香炉にかぶせる「香炉火屋」などに使われていたそうですが、現在は金網を扱う職人の仕事は主に3つに分かれます。「豆腐すくいや茶こしなど、手編みでつくる」、「焼き網や盛りざるなど、機械で編まれた網に手で加工を施して仕上げる」、「曲げ輪などに馬毛やステンレスを張る(数は少ないが、昔は網戸張りも主要な仕事だった)」。今は一般客にも間口が広がっていますが、京都の金網業を支えてきたのは食のプロ。料理店や和菓子の職人たちが、自分の使い勝手のいいように道具を依頼し、修理を施しながら長く使う習慣が今も根付いています。

「道具は脇役であるけれども、道具にも品格が必要」。そう考える辻賢一さんが「金網つじ」を立ち上げたのが1981年。手編みにこだわり、それぞれのものにあわせて編み方にもひと工夫。新しい金網工芸の価値を生む挑戦を始めました。今回の参加者である長男の徹さんは18年前に2代目を継ぎました。
左から「金網つじ」の初代・辻賢一さん、2代目の徹さん。

つまり、「金網つじ」は店の歴史だけ見れば浅い。辻さんはそれをきちんと説明した上で「1代目と2代目の間にある情熱や葛藤」をWEにたとえて説明をしました。「親父は妻(徹さんの母親)を亡くした日も、店のシャッターを上げて作業場に座っていたんです。ものをつくるのは得意で、金勘定は不得意という典型的な職人気質な親父なんですけれども。鍵善さんや開化堂さんのような歴史のない、うちのような店は、手を動かすことしかない。僕はその姿を見て、自分の身にも同じことが起こったとき同じようにするんだろうなと思ったんです。こんな話をスタッフや子供たちに言い伝えていくことが、始まったばかりの店にできることなんです」と辻さん。

「親父と僕の間に瞬間的に生まれていく話ばかりです。めっちゃリアルなWEの話(笑)」。加えて、辻さんは店で働く職人たちをとても大事にしている話も披露。実は辻さん自身もアパレル業から転向したキャリアをもつ異色の職人です。「腕が良ければ、多様な生き方が認められる職場でありたいと思います。若い職人がちゃんと評価される世界を確立できたら。それはWEにつながることで、僕が店を継いだ理由でもあります」。

茶筒「開化堂」:100年前と今と同じものをつくり続ける、WEの関係

明治8年創業、日本でいちばん古い歴史をもつ手づくり茶筒の老舗・開化堂。時代によりつくり方に多少の変化があるとはいえ、ずっと同じ形の茶筒をつくり続けているという点では、カナダの人々のみならず日本人にとっても興味を引くものづくりです。
左が100年前につくられたブリキ製の茶筒で右が新品。経年変化を楽しみつつ3代先、いやその先まで使うことのできるシンプルにして頑丈なつくり。

「僕が生まれたときにはすでにあった茶筒は、これを超えるものはこの先もないと思えるほど完成されています。変える必要がないから、同じものをつくっているというシンプルな理由です。祖父や父がしてきたように、100年前と同じものをつくり続けることで次の世代につなぐ。それが僕のWEです」

2代目、3代目、4代目の八木家がそろった写真。戦中戦後を体験した4代目は材料の確保に苦労しながらも家業を守ったという。当代の八木さんは6代目にあたる。

八木さんの代になって、「開化堂」は茶筒から離れてコーヒー豆など食品の保存缶の製作に飛躍しています。「新しい商品を考えるときには、必ず頭には”開化堂らしさ”があります。そのらしさ、とは機能的でシンプルなデザインであったり、茶筒のふたがスッと開くときの気持ちよさであったり」。新作を次々と発表しているように見えますが、先代たちがつくってきたものの中に原型が必ずあるのだとか。「過去のものをつくり続けている上で、できたものなんですよね。僕のものではない、WEから生まれたものです」。

木工芸「中川木工芸」:つくり手と自然素材の間にあるWE

トークの最後を締めたのは「中川木工芸」の中川周士さん。工房「中川木工芸」は滋賀に拠点を置きますが、中川さんの実家は京都にあります。父・中川清司(きよつぐ)さんは木工芸の人間国宝であり、祖父は桶指物師。旅館や湯豆腐屋などの専門店を除けば、木桶を使う場面が失われつつある京都の街。中川清司さんは工芸品としての木工の道を見出し、その父の元で修業を重ねた周士さんのつくる指物は、木桶は丸いものという概念を覆す新しいかたち。白木の清々しさと相まって、海外からも高く評価されています。

円形から離れることで、ワインセラーや花入れなど木桶の使い道の幅が広がった。まさに箍(たが)をはずす勇気をもてた人が手にしたデザイン。

中川さんは大トリということもあり、広いスケールでWEというテーマを語りました。「天然の木を相手にものをつくる私にとって、木材の形がデザインの発想を与えてくれる要素も大きいのです。私は使い手でもありますが、人間と自然との間にWEという共存関係がなければ私の仕事は成り立ちません」。そんな思いを表したのがこちらの作品。「依代」(よりしろ)と名付けられたシリーズの箱は、丸太の木に鉈(なた)を入れ、槌(つち)で割ったときに生じた木目をそのまま生かしたものです。

「依代」とは神霊が寄りつくもの、もしくは神域を表す言葉。人間の作為を感じさせないものとして命名された。中川さんは2016年からこのシリーズを手がけている。「依代箱 2019年 木曽檜」

中川さんの言う通り、陶工にしても和紙にせよ日本の古くから続いてきた手工芸には、自然素材は欠かせません。というよりも、自然素材があってそこからものが生まれてきたというべきでしょう。
「繰り返し、繰り返し、同じものをつくり続けてこれたのも自然素材が身近なところにあるからなんですよね」と中川さん。「ヒトが人間になった瞬間は、道具を使い始めたときからではないでしょうか。日本の工芸の原点も、そこにあると思っています」。

ニッポンの手仕事の体験ワークショップでは木工で菓子皿を、金工で菓子切に挑戦

ワークショップの最終的な着地は「参加した6名でひとつのテーブルを囲んで日本茶と和菓子をいただく」というもの。日本とカナダと国を超えて、つくる人と使う人の垣根を超えて一緒に手を動かすWEの時間です。中川さんの指導の元で「菓子皿」を、八木さんの指導の元で「菓子切り」をつくる時間が設けられました。

わたしが「さすが!」と思った話は、この実践編に時間制限をつくったという点。「職人は限られた時間でどれだけ手を動かせるかが勝負。職人の気分を味わってもらうために設定しました」と八木さん。「さっさと手放して僕たちにゆだねる人、何が何でも自分でやりたい人とカナダの人は個性が強くて(笑)。取り組み方にもヴァラエティがあって、とても印象に残りました」

完成した木皿を持って、今西さんのところへ行ってお菓子を受け取ります。きんとんを選んだのは、見た目がわかりやすく美しいのと、「鍵善良房」ではきんとんの「裏ごし」を前々から「金網つじ」製を使っていたご縁から。「こんなところにもWEのテーマが隠れているんです」(今西さん)。
菓子の銘は「風薫る」。この名前についての話は4人の振り返りで触れます。
お茶をいただくテーブルには、1人前の「開化堂」の茶筒と1人前の茶葉が入った「金網つじ」の茶こしと湯呑みをセッティング。
隅切りのデザインは共通ながら、菓子皿の形がそれぞれ違うのが見えますか? 菓子切にも個性が出ますね。
さぁ、これでお茶の時間が整いました。お味はどうですか? もちろんGooood!!

初めて顔を合わせた同士でも会話が弾む。新しいことに触れるのは楽しい!

ワークショップを含めた3日間が終わり、最後はスタッフ全員でこの笑顔!!

最後に改めて京都にて4人でふり返り。海外遠征の手応えを語ります

実は八木さん、辻さん、中川さんは昨年もヴァンクーバーの展示会に参加したメンバー。「鍵善良房」の今西さんが参加したことが、今回のイベントが成功した要因のひとつ、と3人は振り返ります。

八木さん:「お菓子のもつ力を思い知らされました。今西さんが今回のきんとんに”風薫る”という名前をつけた話に、『おおーっ』とすごい笑顔になって。日本の海を越えてカナダまで届いた風が会場にさぁっと吹いて、僕と中川さんのそれまでの頑張りが吹っ飛んでしまったような(笑)」
辻さん:「お菓子がすべてをもっていった(笑)。でもみんなで同じ景色を確かに共有した、という瞬間が確かにあったよね」
今西さん:「日本のお菓子には名前があって、そこにつくり手の思いを託す、という話をあの場で共有できたことはとても良かったと思います。僕が今回カナダまで行ったのはそのためだから」
「鍵善良房」のロングセラー「おちょま」もお茶菓子として登場。干菓子にチョン、とつけられた赤い点が舞妓さんの口紅を表すという話も関心を呼びました。
中川さん:「先人によって考えられた優れたものを、僕たちは残していきたい。そのために技術を継続しているということを説明する手立てとして、江戸時代から続くお菓子を例にできたのはわかりやすかったよね」
八木さん:「おいしい! って実感はやっぱり強いんですよ。次回この機会があれば、僕は和食ももっていきたいな。食事があってお菓子で締める。そこでまた伝わる内容が深まることに期待しています」

湯呑みできちんとお茶が飲めるスタイルを提案できたことが、最大の収穫

八木さん:「そしてお茶を手軽に飲める提案を『金網つじ』の茶こしでプレゼンできたのが良かった!」
辻さん:「『一保堂』さんにもギリギリまで協力してもらって、どれだけ深さがあればいいのかも考えに考えて作りましたからね」
このイベントのために開発された茶こしは直径約87ミリ、深さ40ミリと湯呑みにすっぽりと収まるデザイン。茶こしの中で茶葉が踊る余裕があるので、急須で淹れるのと同じように旨みが抽出できる。「Circle Tea Infuser」9,000円(税抜/茶こしと湯呑みのセット)は「金網つじ」にて発売中。「開化堂」の1人前の茶筒の商品化は現在のところ未定。
八木さん:「日本人が海外で日本茶をもてなす、となるとどうしても茶の湯だったり、急須を使ったスタイルになってしまう。それでは海外の人に使ってみたい、飲んでみたいと思わせることができない。easyではなく、simpleにお茶を楽しむ道具として1人前の茶こしを提案できたのは、僕たちにとって大きな飛躍だったよね」
中川さん:「海外の人と同じところに立って、ものが見れるようになった。工芸に触れてもらう入り口をいろいろな素材を使って形にできたのは面白かったね。これまで何回も海外でプレゼンして、歯がゆい思いをしてきた経験があったからたどり着けたことだと思うけれど」
八木さん:「僕たちの商品が予想以上にカナダのお客様から求められたというのも、うれしかったです。お茶を飲む楽しい時間はそれを叶える道具があってこそ、というメッセージが伝わったということだから」

僕たちは今、こういう方向を向いてものづくりをしています

ということで、WEから始まる日本の工芸、手仕事の話はいかがでしたか。彼らの躍進はこれからも続き、思考もますます進化することでしょう。それをわたしも並走できたらと願います。

でもちょっと不満です。「僕たちはこんなことを考えている」ってこんな率直な話を、国内でも活発にできないのかな? ワークショップも日本でぜひやってもらいたい! 日本の人にだって、日本の工芸をもっと身近に感じてもらいたいと思うのです。

「そうですよねぇ。そうは思うのだけれど、この4人が集まってスペックだけで興味をもたれるのがなぁ」と八木さん。「日本でやるなら、手始めに小さい子どもを相手にやってみたいかな。先入観なく一緒に楽しみたいんですよ」。
おおっ? この記事を読んで興味をもたれた方、ぜひ和樂Web編集部までご一報ください。手から生まれるものづくりを楽しむすそ野を、一緒に広げていきましょう。

●この記事に登場するお店一覧
開化堂
鍵善良房
金網つじ
中川木工芸
Inform Interiors

写真提供/Michael Young、辻徹、今西善也、八木隆裕、中川周士

書いた人

職人の手から生まれるもの、創意工夫を追いかけて日本を旅する。雑誌和樂ではfoodと風土にまつわる取材が多い。和樂Webでは京都と日本酒を中心に寄稿。夏でも燗酒派。企画・聞き書きを担当した本に『85歳、暮らしの中心は台所』(髙森寛子著)、『ふーみんさんの台湾50年レシピ』(斉風瑞著)、『鍵善 京の菓子屋の舞台裏』(今西善也著)がある。