「かきいれどき」。なんとなく聞いたことはあって、商売のチャンスのときなんだろうなあ、という認識はあっても、それがどんな意味でどんな語源を持つか、そしてどんな漢字を書くか、あまりよく知らないかたも多いのではないでしょうか(私も知りませんでした)。
年末はかきいれどき、という言葉もよく耳にしたりしますが、この謎の単語・誕生秘話(?)をちょっと見てみましょう。
漢字表記は「書き入れ時」
「かきいれどき」の漢字表記は「書き入れ時」。あれ? どうやら酉の市などで見る熊手とかで幸福や金銭を「掻き入れる」のとは違うよう。
語源は……?
その心は、売り上げを帳簿に「書き入れる」。
たくさんの利益が見込まれる、「帳簿に売り上げを多数書き入れる」ことが期待される時期、だったのですね。転じて、仕事が集中する忙しい時期、利益が多いときのことも指すようになりました。
書き入れ時はいつ?
仕事が忙しく利益が見込まれるころ、という意味ですから、業種によってその時期は異なります。
年末年始はいろいろなものが必要になりますから、書き入れ時となる業種も多いようです。
主要参考文献:
・『日本国語大辞典』小学館
・『デジタル大辞泉』小学館
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