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2019.11.12

日本昔話はイケメンだらけ!ときめきポイントとあらすじをランキングで紹介

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日本で古くから語り継がれている日本昔話。
幼い頃、母に読んでもらった記憶があるのは私だけではないと思います。
幼少期の記憶を経て、母となった今、私もあの時の母と同じように子どもたちに読み聞かせをしています。
そして、30歳を超えて幼い頃とは違った視点で見ている私は気づいてしまったのです。

「日本昔話の登場人物、イケメンばっかりじゃん!」

読み聞かせをしている最中、登場人物たちの雄姿にときめいちゃうのです。

今回は、日本昔話の登場人物のイケメンランキングを、ときめきポイントとともに紹介します!
お話を忘れてしまった方のためにあらすじも紹介しているので、これを機に日本昔話の懐かしさを思い出してみてくださいね。

イケメン1人目 【いっすんぼうし】一寸法師

「いっすんぼうし」とは

ある夫婦のもとに生まれた小さな小さな子どもは一寸法師と名付けられました。
年齢を重ねても、何を食べさせても大きくならない一寸法師ですが、男気は一人前!
ある日、針の刀を持って、お椀の船に乗り、箸を櫂にして都へ渡りました。
お屋敷で働くことになった一寸法師は、姫と一緒に宮参りをしている最中に鬼に襲われます。
小さな一寸法師は鬼に一飲みにされますが、鬼のお腹の中で針の刀を振り回すと、あまりの痛みに鬼は一寸法師を吐き出して逃げていきました。
後に残った打ち出の小づちによって一寸法師は大きくなり、姫と結婚することができたのです。

「一寸法師」のときめきポイント

どんなに小さくてもその姿に嘆くことなく、強い気持ちを持ち続けた姿がイケメン!
そして、臆することなく鬼に立ち向かっていく様子は男気あふれています。
「小さい」という自分のデメリットを逆にメリットとして捉え、さらにその点を活かして強敵に勝つのは、戦術に長けていて頭の良さも伺えます。

イケメン2人目 【ももたろう】桃太郎

「ももたろう」とは

川から流れてきた桃から生まれた桃太郎は、育ての親であるおじいさん・おばあさんのもとで大切に育てられ、賢く勇敢な男の子に成長しました。
ある日、悪い鬼たちの噂を聞いた桃太郎は、鬼を退治するために鬼ヶ島へ行くことを決意。
一つ食べると100人力が出る“きびだんご”を持って鬼ヶ島へ向かいます。
途中で出会った犬、サル、キジとともに、鬼ヶ島で鬼たちを退治する勧善懲悪のお話です。

「桃太郎」のときめきポイント

正義感あふれる人物像に男らしさを感じます。
そして、人望(というか、動物望!?)が厚く家来たちと一緒に力を合わせて立ち向かう姿は、現代に置き換えると会社の経営者などのリーダーに最適!
不正などは絶対にせず、部下たちの信頼を得て上り詰めていく男性になりそうです。

イケメン3人目 【さるかに合戦】くり、はち、うす

「さるかに合戦」とは

言わずと知れた名作「さるかに合戦」は、カニが丹精込めて作ったカキを横取りしたうえにカニにケガを負わせたずる賢いサルを、栗と蜂と臼がカニと力を合わせて退治するお話。
絵本にもよりますが、サルは降参してすっかり改心し、カニたちと仲良く過ごすハッピーエンドになっています。
「弱い者いじめをすると自分に返ってくること」「協力し合って長所を活かせば、強い相手にも勝つことができること」などを教えてくれるお話です。

「くり、はち、うす」のときめきポイント

カニと一緒にサルを懲らしめる相棒として登場するのが、栗(くり)、蜂(はち)、臼(うす)。(お話によっては牛糞も登場します)
仲間想いで、友だちのピンチに駆けつける姿勢が美しい!
そして知恵を絞って協力し合う姿は感動します。
結婚したら自分が困っている時に手を差し伸べて助けてくれるのではかと思います。

イケメン4人目 【かさじぞう】おじいさん

「かさじぞう」とは

おばあさんと二人暮らしをしているおじいさんは、毎日笠を作って売っていました。
ひとつも笠が売れなかったある日、雪の降りしきる帰り道の途中でお地蔵さまがたたずんでいるのを見つけたおじいさんは、かわいそうに思って傘をお地蔵さまにかぶせてあげます。
その夜、二人の家に笠をかぶったお地蔵さまたちが訪れ、家の前に米俵や小判などを家の前に置いていったのです。
おじいさんとおばあさんは、そのおかげで良い年越しをすることができました。

「かさじぞうのおじいさん」のときめきポイント

内側からにじみでてくるようなおじいさんの優しさに心惹かれます。
人や動物に対して親切にすることはあっても、お地蔵さまのような息をしていないものに親切にできる人はなかなかいません。
そして、このお話にはもう一つポイントがあるのです。
それがおばあさんの存在。
笠が一つも売れず、しかも売り物の笠をお地蔵さまにかぶせてきてあげたのに、おじいさんに対して怒ることなく「良いことをしましたね。」と労う姿。
「貧しくても二人でいられるのが幸せだ」と心から思っていて、優しいおじいさんが大好きなようなおばあさんの存在が、おじいさんの優しさをより引き立てているように感じます。

イケメン5人目 【きんたろう】金太郎

「きんたろう」とは

「まさかりかついだきんたろう」で知られている昔話です。
足柄山に住む金太郎は、山の動物たちとお相撲をしたり綱引きをしたりして育っている、強くてたくましい男の子。
ある日、動物たちが川を渡れずに困っていると、金太郎が大きな木に体当たりをして木を倒し、橋をかけてあげたことで動物たちは川を渡ることができました。
他にも絵本によっては、川に住んでいる大きな鯉をこらしめて仲間にしたり、大きな熊との相撲に勝って仲良くなったりするなど、心の優しい男の子としても描かれています。
そのような金太郎の姿を見ていたお侍さんが「あの子は素晴らしい侍になる」と思って声をかけて都に連れていき修業をさせ、金太郎は坂田金時と名を改め源頼光の四天王の一人として名を馳せました。

「金太郎」のときめきポイント

力の強さ、仲間を助ける優しさ、強い敵にも立ち向かう勇ましさ。女性が男性に求めている全てを兼ね備えているような男性です。
また、将来的に侍として名を残した点も素晴らしく、現代に生きていても何か功績を残すような男性になったことでしょう。

大人目線で日本昔話を楽しんでみて

今回は「イケメン」という視点から日本昔話の登場人物を取り上げてみました。
「現代に生きていたらどんな男性になっているだろう?」「もし結婚したら?」という視点で読んでみると発見がたくさんあります。
子どもと一緒に楽しむだけでなく、いろいろな視点から日本昔話を読んでみて、懐かしさを感じながらも新しい発見を楽しんでみてくださいね。

書いた人

東北で生まれ育ち、現在は東京在住。3児の母として、縁のある土地の郷土料理を食卓に出したり、日本の伝統的な遊びを子どもたちと一緒にしたりしています。着付けを習ったりアンティーク着物を集めたりする趣味がある一方で、相撲やプロレス観戦も大好き。ペットの犬1匹・猫2匹を溺愛しています。