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Gourmet
2019.09.27

釜石ラグビーが今、復興の狼煙をあげるぞ! 実は深い鉄の歴史と北の鉄人が愛したグルメ

この記事を書いた人

復興の原動力は、バンカラ魂

かざらず、明るく、まっすぐに。厳しい製鉄の現場で働く人々、また大海原へ出る漁師たちに通じるのが、バンカラな心意気です。幾度となく苦境から立ち上がってきた人々の心は、燃える高炉と、深い海に培われたもの。バンカラ魂は釜石ラグビーにも、大漁旗を掲げる威勢のいい応援にも生きています。

大漁旗を掲げて威勢よく応援するのが釜石ラグビーの伝統。写真:かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

「釜石の奇跡」に復興の祈りをこめて

そしてこの秋、釜石で開催されるラグビーW杯。
その舞台となる場所で、2011年の東日本大震災のとき、「釜石の奇跡」は起きました。釜石東中学校の生徒たちが自ら避難をスタートし、となりの鵜住居(うのすまい)小学校にいた子どもたちの手をとって裏山を駆け登ったのです。

このエピソードは、日頃の防災教育が実を結んだ例として世界に報じられました。小中学校があった跡地にラグビーW杯の会場として整備されたのが、釜石鵜住居復興グラウンドです。
9月25日に開催されたW杯釜石大会「フィジー―ウルグアイ」戦では、試合前に黙とうが捧げられました。

写真は2019年8月に開催されたW杯前哨戦パシフィック・ネーションズカップ(PNC)「日本―フィジー」戦のもの。復興グラウンドメインスタンドの大きな屋根幕は震災からの大きな羽ばたき、新たな船出をイメージしています。写真:かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす/復興釜石新聞

・釜石鵜住居復興グラウンド
岩手県釜石市鵜住居町18-5-1

釜石鵜住居復興グラウンドの祈りと、選手たちの熱い闘いと、大漁旗はためく応援が、復興の狼煙となって天まで届きますように。W杯に寄せて遠く離れた場所からも、たくさんの声援よ届け!

本記事の作成にあたって、かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんすを運営する釜石まちづくり株式会社様にご協力いただきました。ありがとうございました。

書いた人

岩手生まれ、埼玉在住。書店アルバイト、足袋靴下メーカー営業事務、小学校の通知表ソフトのユーザー対応などを経て、Web編集&ライター業へ。趣味は茶の湯と少女マンガ、好きな言葉は「くう ねる あそぶ」。30代は子育てに身も心も捧げたが、40代はもう捧げきれないと自分自身へIターンを計画中。