「台風で収穫前の梨がたくさん落ちてしまった…」そんな相談が発端となり、新しいビールが誕生しました! 神奈川県の元祖地ビール屋「サンクトガーレン」より、2019年9月に発生した大型台風15号の落下梨を使ったビール「和梨のヴァイツェン」が10月4日から発売されます。約350kgの落下梨が瑞々しくフルーティーなビールに大変身。贅沢な味わいの、秋らしいビールです!
元祖地ビール屋「サンクトガーレン」
日本で地ビールが解禁する以前より、アメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた“元祖地ビール屋”です。それがTIMEやNewsweekなどのアメリカメディアで話題となり、日本のメディアに飛び火。世論を巻き込み、日本の地ビール解禁に一石を投じました。そのため業界内では「地ビール0号」と呼ばれています。サンクトガーレンが造るビールは、大手で主流の“ラガー”とは製法も味わいも対極の“エール”一貫主義。国内外のコンテストで数々の受賞を誇ります。そんな王道ビールのほかにも、一升瓶ビール、バレンタイン限定チョコビール、高アルコールで長期熟成が出来る麦のワインなど、数々の個性的なビールを製造販売し、クラフトビールの魅力を広く発信しています。
「和梨のヴァイツェン」誕生秘話
そんな「サンクトガーレン」では、神奈川のオレンジを使用したフルーツビール「湘南ゴールド」の製造販売を行っており、もともと神奈川のJAとお付き合いがありました。その担当者の方から「今回の台風で収穫直前の梨が沢山落下してしまった。何かに使えないだろうか」と相談を受け、急遽その梨の買い取りと、ビールの製造が決定したのです。使用しているのは神奈川県小田原市の落下梨で、豊水・幸水・菊水など合計約350kgです。
小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンをベースに、細切れにした梨、ペーストに加工した梨、ジュースに加工した梨をそれぞれ加えています。ヴァイツェンを製造する際に使用するヴァイツェン酵母にはもともと梨や桃に例えられる甘い香りがあります。そこに本物の梨を合わせて使用することで、瑞々しくフルーティーなビールに仕上げました。アルコールは5%です。
「横浜オクトーバーフェスト」にも登場!
このビールは、10月4日(金)~20日(日)に横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト」のサンクトガーレンブースでも販売されます。300ml中グラスで800円、500ml大グラス1,100円。期間中は約3000杯を提供予定です。秋の週末「和梨のヴァイツェン」を港町で堪能してみてはいかがでしょう。
「和梨のヴァイツェン」 公式サイト:https://www.sanktgallenbrewery.com/beers/special/japanesepear-weizen.html