宇野なおみの読み物

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芸能と文化
狐が女体化…ってこれラノベ!?受験生をざわつかせた古典文学『玉水物語』って何だ

ある日、狐がお姫様に一目惚れ!なんとかして側にいたい……よし!人間になろ!あ、お姫様を怯えさせないように女性に変身したほうが良い……。こちら、小学館ガガガ文庫新刊ではなく、室町時代の御伽草子『玉水物語』のあらすじです。2019年のセンター試験国語にて出題され、受験生をざわつかせた、まるでライトノベルのようなこの作品。作者不詳、成立年度も不詳ながら物語としての起伏にも富み、日本人が持つ物語への強い感性——言い換えればナンデモアリすぎる——を強く感じられるこの作品についてご案内します。 これ昔話なの?『玉水物語』あらすじ・上巻 きつね、姫様に一目惚れする 『玉水物語』(京都大学附属図書館所蔵) む […]

芸能と文化
鬼滅の刃の禰󠄀豆子もびっくり?鬼になった美女『鬼女紅葉』の妖しい伝説

『鬼滅の刃』によって、一躍現代で脚光を浴びた「鬼」。恐ろしい大柄のイメージがありますが、長野県戸隠・鬼無里(きなさ)には鬼女紅葉(きじょもみじ)という、少し変わった鬼がおりました。能や歌舞伎の『紅葉狩』という演目に登場する鬼としてもおなじみ。美しい女性は実は鬼だった……という筋立てで長く上演され続けています。最近では人気ソーシャルゲーム『Fate Grand Order』にもモデルとして登場しました。信濃国の片隅に現れた鬼女はなぜ300年以上も人々に語り継がれているのでしょうか?鬼女紅葉の妖しい魅力に迫ります。 戸隠に伝わる鬼女紅葉伝説 『新形三十六怪撰 平惟茂戸隠山に悪鬼を退治す図』月岡芳年 […]

芸能と文化
王子が取り合い?求婚者にむちゃぶり?まるでかぐや姫のような生き方をした平安の美女・和泉式部

「あらざらむ この世の外の思ひ出に 今ひとたびの逢ふこともがな」 わたしはもうすぐ死ぬけれども、この世の最後の思い出として、あの方にもう一度会いたい……。誰しも何となく聞いたことのある、百人一首の中でも情熱的なこの首。作者は平安時代に生きた才女、和泉式部(いずみしきぶ)です。歌人として名高い女性ですが、より強いイメージが「恋多き女」。その人生はわかっている範囲でもドラマチック。というより、もはや破天荒でした! 和泉式部という呼び名の由来 和泉式部の生没年などは、この時代のほかの女性と同様にあまりよくわかっていませんが、父親は越前守だった大江雅致(おおえのまさむね)とされています。越前国は今の福 […]

工芸
上杉謙信の御家名物「山鳥毛」はお値段5億円!話題の日本刀が瀬戸内市に里帰りするまで

今、空前の刀剣ブーム!刀剣女子が有名ですが、中高年向けの雑誌でも刀剣の特集が組まれるなど世代を超えた広がりを見せています。そんな中、行政がクラウドファンディングに乗り出し話題になった国宝があります。「太刀 無銘一文字(山鳥毛) (たち むめいいちもんじ やまとりげ)」。上杉謙信ゆかりの刀であり、一般的には「さんちょうもう」の読みで親しまれています。 2018年に発表されたクラウドファンディングの値段は5億円。会社の運営資金と見紛う高額さですが、2020年春、予定金額を大幅に超えて見事に達成!人気ゲーム『刀剣乱舞』にも実装されたことも相まって大きな話題となりました。 山鳥毛は長らく個人の所蔵でし […]

芸能と文化
寺にまつられ、季語になった遊女!圧倒的な存在感を放つ江戸の美女、吉野太夫伝説

絢爛豪華な衣装を纏い、艶やかさを競う花街の宴。寝床から寝乱れ姿で出てきたにもかかわらず圧倒的な存在感を放った美女は若干18歳だったーー。 と、漫画の1シーンのような伝説を持つのが、江戸初期の京都を代表する遊女、二代目吉野太夫です。二代目、とついているのは実はこの名前は代々受け継がれているものだから。総じて10人の遊女が吉野太夫を名乗ったそうですよ。歴史に残っている有名な太夫は二代目であり、『色道大鏡』という江戸時代の遊里案内書にその人となりが記されています。あまりの美貌に明(中国)にまでその評判が轟いたという吉野太夫。その生涯はただの遊女の短い人生と呼ぶには濃厚でドラマチックなものでした。 技 […]

旅と食
どれだけモテても死ぬまで奥さん一筋!「吉兆」創始者夫妻の愛と日本料理

「うちの奥さんは、日本一のべっぴんさんや」。 日本料理の老舗「𠮷兆」の創始者・湯木貞一が、実の娘に語った言葉です。四季を料理に取り入れ、時には外交の場や天皇の食事として饗された「𠮷兆」の料理。創始者が作り上げたその世界は、今も多くの板前や料亭に影響を及ぼしています。 湯木貞一は、生涯たったひとり、奥さんを大切に愛し続けました。前回お話を伺った湯木貞一の秘書を務めていらした東京𠮷兆の方に、今度は「大女将さん」のお話を中心にお聞きしました。料理人としては初の文化功労者となるなど、唯一無二成功の裏には、かけがえのない愛があったのです。 「きくならええで」出店を機にした結婚 湯木貞一氏 神戸の料亭「中 […]

芸能と文化
事業規模を100倍に拡大「月桂冠」11代目、大倉恒吉。成功を導く「秘密のノート」とは?

初めて見たお酒のCMが何だったか、覚えていますか?それが「月桂冠」だったという方は多いと思います。伏見で生まれたこの酒造メーカーの歴史は大変古く、創立380年を超えています。今なお伏見の地で酒を造っている「月桂冠」、このおなじみの名前は、11代当主大倉恒吉によってつけられました。 恒吉が当主を継いだのはなんと13歳!波乱万丈の生きざまには、今を生きる我々が学ぶべきポイントがたくさんありました。 跡継ぎでなかった冴えない少年は、のちに事業規模を100倍まで成長させます。その手腕の秘密とは何だったのでしょう?実は、「地道さ」こそが、恒吉の才能でした。 契機は『鳥羽伏見の戦い』?13歳で家督を継いだ […]

旅と食
日本料理をきわめた男!創業90年の料亭「𠮷兆」創始者湯木貞一の生涯

デパ地下でよく見る「松花堂弁当」。お重の中に四角い仕切りがあり、煮物や焼き物など、懐石料理=日本料理のコースがひとつの箱に収められているお弁当のことです。江戸時代のお坊さんの名前が由来のこのお弁当、実はある料亭の創始者が始めたものだってご存じですか?考案したのは「𠮷兆」の創始者・湯木貞一さん。「世界之名物 日本料理」という言葉を残し、茶の湯や歌舞伎に通じ、広く財界人と交流。料理界初の文化功労者となった方です。「𠮷兆」は創業90年、時の天皇もお召し上がりになったという名門料亭。松花堂弁当のみならず、現在の日本料理に多大な影響を与えました。 今回はなんと、秘書を務めていらした歌舞伎座「𠮷兆」の方に […]

工芸
鉄瓶のメリットとは?効果や使い方のコツ・南部鉄器など産地・歴史も紹介

囲炉裏の中、シュンシュンと湯気を出す、黒々とした鉄瓶……。どこかで一度は見たことはある光景ではないでしょうか。鉄瓶とはその名の通り、鉄製の容器。火に直接かけて使うことができます。電気ポットやケトルが安価で手に入る現代。かつてはどこの家庭でも見られた鉄瓶も滅多に見られないものになりました。 しかし鉄瓶には約350年、日本で愛されてきた歴史とそれだけの理由があるのです!「気になっていた」という方、ぜひこの機会に歴史や良さを知って、鉄瓶を使ってみませんか? 始まりは茶の湯から?鉄瓶が産まれて、伝統的工芸品になるまで 鉄瓶の歴史は古く、その原型は茶の湯の釜とほぼ同時期に産まれていたようです。室町時代の […]

旅と食
日本初の銀座が生まれた街・伏見と「鳥羽伏見の戦い」も乗り越えた月桂冠380年の歴史

朝、水を汲みに近所の人が集まってくる。今でもその習慣が根付いている場所が、京都駅の“南側”にあります。京都駅から電車に乗って、東福寺や伏見稲荷大社を過ぎてたどり着く「伏見」。かつてここは、日本の首都とも呼ぶべき都でした。坂本龍馬が暗殺されかけた「寺田屋」があるところと言えばぴんと来る方も多いかもしれません。 街中に豊かな川を持ち、交通の名所としても栄えた歴史ある街・伏見。ここには380年を超えて続く酒造メーカー、「月桂冠」があります。ここにあるお酒の資料館「月桂冠大倉記念館」を訪れたら、ただ酒造メーカーの歴史だけではなく、伏見の歴史が詰まっていました! 伏見は「伏水」だった?豊かでおいしい水の […]

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