忙しい毎日。はやく我が家に帰ってうちの犬に/猫に/ハムスターに癒やされたい——。
そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
犬や猫はもとより、人類は動物たちと多くの時間を過ごしてきました。そして古今東西、多くの絵描きが動物たちの美しさに魅了されてきました。
レオナルド・ダ・ヴィンチはこう言っています。
「猫科の一番小さな動物、つまり猫は、自然の最高傑作である(Even the smallest feline is a masterpiece of nature.)」
どうもあの大巨匠も、完全なニャンニャンマニアだったらしい。
今回の誰でもミュージアムは、西洋絵画と浮世絵の動物対決。
対決とは言ったものの、巧拙よりも画家が動物のどんな部分に注目し、その美しさをどのように表現しようとしていたのかを比べてみてもらえればと思います。
Round1 鳥
Round2 虎
Round3 馬
Round4 鹿
Round5 魚
Round6 猫
動物は、美しい。
身近な動物をじっくり観察してみると、進化の過程で磨かれてきた機能美ともいうべき、形態の美しさがあることに気づきます。
自然が持つ美しさ、すべての動物が持つ命の美しさに、西洋を問わず多くの画家たちは魅了されてきたのでしょう。
そう思うと、いつも心を癒やしてくれる動物たちが、より一層愛おしく感じられてきます。
「美」は案外身近なところにあるのです。
「誰でもミュージアム」とは?
パブリックドメインの作品を使って、バーチャル上に自分だけの美術館をつくる「誰でもミュージアム」。和樂webでは、スタッフ一人ひとりが独自の視点で日本美術や工芸の魅力を探り、それぞれの美術館をキュレーションしています。「誰でもミュージアム」はwebメディアだけでなく、各SNSアカウントや音声コンテンツなど、さまざまな媒体のそれぞれのプラットフォームに合わせた手法で配信。アートの新しい楽しみ方を探ります。
◆「誰でもミュージアム」プロジェクト、始動! パブリックドメインの作品で自分だけの美術館をつくろう
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