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2017.04.21

長崎県壱岐で生まれた島の味!神話の郷の島料理を食べつくすならココへ!

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長崎県壱岐島湯の本温泉
『平山旅館』

博多港から高速船で約70分。長崎県壱岐市に属する壱岐島は、九州と対馬の間に位置する玄界灘に浮かぶ島。邪馬台国の前身は壱岐海人国(いきあまくに)だったという説が伝えられ、古事記にも神々が同時に創造した大八島(おおやしま)とは異なる呼称で描かれている、神話の郷でもあります。その壱岐島で、女将が畑を、主人が漁や猟をという、神話のころの生活を現代風に体現しているのが「平山旅館」です。
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玄界灘の豊富な海産物をはじめ、壱岐牛に地鶏、米や大豆などの穀物、野菜に果物と、島内自給率が極めて高い壱岐。平山旅館でも島内に5つの畑をもち、有機栽培に取り組んでいます。そのうえ、絶滅の危機にあったニホンミツバチの養蜂を数年前にはじめるなど、島の豊かな恵みを多くの人に…と日々奮闘。

「福岡の炭鉱の町からお嫁に来た当初、壱岐の自然と豊かな食に本当に感動したんです。その感動をひとりでも多くの方にお分けするつもりでやっています」と女将。
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現在調理場を仕切るのは平山家の三男ですが、女将もご主人も包丁を握ります。合わせだれに漬けた新鮮な魚介でいただく島茶漬け、とれたてのうにを炊き込んだうに飯、うに寿司、家庭のもてなし料理である地鶏と野菜のひきとおし鍋など、島の味はどれも魅力的。

新鮮な刺身はもちろん、天日干しや燻製にした魚も美味。そして朝食名物、平山旅館の畑からの採れたて野菜のおいしいこと。2、3食ではとても味わいつくせない壱岐の味を、ぜひ連泊して楽しんで!

平山旅館で食す、島の味!

酢飯に、生うに、さざえ、ふき、たけのこ、かまぼこ、いんげん、高野豆腐を混ぜ、錦糸卵、山椒の葉などをトッピングした、豪快なうに寿司。壱岐では、アカウニ、ムラサキウニ、ガゼウニ(バフンウニ)と、5月から9月いっぱいまでうに漁が続く。
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朝食の有機野菜のサラダ。15種類近いどれもがパリパリで、嚙み応えも味も力強い。
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「これがこっちの1丁」と出されたのは、300gの豆腐4個分くらいの大きさ。木べらで切り分けたら、竹の串で刺して持ち上げられるほどのしっかり固い木綿豆腐。
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湯の本温泉のお湯ガイド

開湯1500年という温泉。100%かけ流しの源泉は、約70℃と十分な温度と湯量を誇る。溜まった海洋深層水が数十年後に地上に湧き出たもので、ミネラルが豊富な赤いナトリウム-塩化物泉。
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平山旅館はここにあります!

住所/長崎県壱岐市勝本町立石西触77
ホームページ/http://www.iki.co.jp/

博多港より高速船で約70分、唐津東港より約105分、長崎空港より空路約35分。芦辺港あるいは郷ノ浦港より車で約15分

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