2019年9月8日(日)、神奈川県小田原市にある「鈴廣かまぼこの里」に、鉄道車両をそのまま再利用したカフェがオープンします。
箱根登山鉄道の車両が、なんとカフェになった!
「えれんなごっそCAFÉ107」は、2019年7月に引退した「箱根登山鉄道 モハ1形107号」という鉄道車両があるユニークなカフェ。店内にはテラスと車両を含めて3つのイートインスペースがあり、購入したメニューを車両の席でいただくこともできます。
「鈴廣かまぼこ」ならではのメニュー!
コンセプトは「箱根登山鉄道のある風景の中で、自然や歴史に思いを馳せながら地のご馳走を楽しむ」。箱根百年水を使った地ビール「箱根ビール」をはじめ、「鈴廣かまぼこ」オリジナルブレンドの「箱根珈琲」などのドリンクや、「かまぼこピンチョス」や「かまぼこサンドウイッチ(日曜限定)」など、かまぼこ店ならではの特製メニューが豊富にそろっています。
鉄道ファン必見のポイント
「箱根登山鉄道 モハ1形107号」は、時代とともに姿を変えつつ「大正」「昭和」「平成」「令和」と100年近く、箱根の山を走り続けた電車です。走行時に独特な唸り音をあげる旧式の「ツリカケ駆動方式」が用いられた箱根登山鉄道最後の車両で、大変貴重な存在として鉄道愛好家などを中心に注目されています。その車両スペースの見どころをご紹介します。
本物の線路の上に設置されている
実際に箱根登山鉄道で使用されていた線路の上に車両を設置しており、現役で走っていた頃の様子をリアルに感じられます。
貴重な車両を間近で見学できる!
円形の手ブレーキハンドル(写真右奥)など、現在つくられている車両にはない希少なパーツを含め、普段じっくり見ることが難しい乗務員室が窓越しに見学できます。
箱根登山電車の特徴である、急曲線でのレールと車輪の摩擦を軽減させるために設けられた撥水装置や、107号の撥水タンク、吸水口も間近で見ることができます。
寄木細工モチーフのシート柄
座席シートは箱根の伝統工芸である箱根寄木細工をモチーフにデザインされています。この柄は2009年より採用されており、細やかで美しい模様が楽しめます。
箱根登山鉄道107号に刻まれた歴史を感じながら、じっくり見ることができなかった車両を堪能するもよし、座席に座ってどこか懐かしく感じる空間を地元の味とともに楽しむもよし。箱根方面への旅路で立ち寄ってみては。
▼箱根方面への旅なら仙石原もおすすめ
しみじみと秋の風情が心にしみる、箱根仙石原のすすき
えれんなごっそCAFÉ107 詳細
店舗名 : えれんなごっそCAFÉ107
所在地 : 神奈川県小田原市風祭245(「鈴廣かまぼこの里」内)
営業時間 : 10:00~17:00
電話番号 : 0465-23-7373
開店日 : 2019年9月8日(日)
アクセス : 箱根登山鉄道「風祭駅」徒歩2分/小田原厚木道路「箱根口」IC出口すぐ
席数 : 46席(店内・テラスのみ※車両を除く)
えれんなごっそ公式HP :https://www.elennagosso.com/