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2017.05.22

展望台からは左大文字や比叡山を望むことも!京都市内を一望できる、将軍塚青龍殿

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京都市内を一望できる今、いちばん熱い京都の新名所

-文/和樂スタッフ山本 毅(日本美術全般を担当。大徳寺ブックを構成、執筆)-

ずいぶん前に、京都で乗ったタクシーの運転手さんから、東山から市街を一望できる穴場として教えてもらった将軍塚は、展望台があるだけのちょっと寂しい場所だった。それが2014年10月、北野天満宮前にあった大正時代の歴史的建造物「平安道場」を移築して「青龍殿」が落慶(らっけい)したと聞いて行ってみたら、清水寺の約4.6倍もの面積をもつ舞台が設置されていて、緑あふれる東山から市街地を見下ろす景色は、ここでしか味わうことのできないまさに絶景!DMA-13_青龍殿_1510

ここにはその昔、長岡京から都を移すことを考えていた桓武天皇が和気清麻呂(わけのきよまろ)に誘われて訪れ、京都盆地を見下ろして平安遷都を決心したとされる場所。桓武天皇は都の鎮護(ちんご)のために土で将軍の像をつくってこの地の塚に埋めることを命じたことから、将軍塚と呼ばれるようになった。この塚は今日まで京都を守り続け、国家の一大事があったときには鳴動したことが伝えられている。
「将軍塚青龍殿」には現在、北に新たな舞台が設けられ、かつての平安京を一望できる新名所となっている。展望台からは京都御所や鴨川、大寺院や神社の位置関係まで望むことができ、京都の今昔を目の当たりにしている気分も味わえる。庭園はきれいに整えられ、春夏には夜間ライトアップも行われているが、清水寺などに比べるとまだまだ混雑することが少ないのも魅力的。この快感を、今のうちにぜひ体感しておいてほしい。