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大人だけが知っている!「静寂の京都」

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2017.08.16

瀬戸内の大三島、日本一美しく住みたい島の秘密とは?

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夏という季節に大人も子供も心が浮き立つのは、全世界共通。澄んだ海、乾いた風がひときわ心地よく感じるころ、時間に余裕があるのなら、本島のその先にある離島を目ざしてみませんか?今月の和樂webでは、『佐渡』『対馬』『大三島』を3週にわたってご紹介します。

柑橘の楽園・大三島で、海のようにゆったりとした時を過ごす

160512 1036多島美にも負けないこの島自体の景観は、島を何周しても見飽きることのない美しさ。

大三島滞在で欠かせないのは、大山祇神社への参拝や国宝・重文鑑賞だけではありません。有人島だけでも50を数える芸予諸島の、大小さまざまな島がつくる多島美は特別な景観。時刻や季節によって異なる表情を見せる、その息をむような美しさは、まさに一期一会!島のあらゆる場所からそれを目にできるのは、大三島ならではです。

160512 0946柑橘畑、密集した瓦屋根の家々、そして広がる海。

島外の景色だけでなく、島の地形が生んだ自然と集落がつくる景観もまた格別。傾斜地を埋める柑橘畑。その下に瓦屋根の家々が密集し、海際の平地に水田が広がる起伏に富んだ地形ならではの暮らしぶりは、車を走らせればあちこちで見ることができます。豊かな自然とともにある島での生活は、おだやかな気候や海のようにゆったり、ゆったり。

160512 1296今治市伊東豊雄建築ミュージアム

またここはアートの島でもあります。現代美術の『ところミュージアム大三島』、近代日本画の『今治市大三島美術館』、『今治市伊東豊雄建築ミュージアム』に大三島出身書家の『村上三島記念館』、芝生の広場に彫刻が点在する『今治市岩田健母と子のミュージアム』。大山祇神社の宝物館や海事博物館もあり、一度には見きれないほど。欲張らず、再訪を願って少しずつ鑑賞するのがいいようです。

160512 02385月はレモンの収穫と花の季節。島内のいたるところで甘い花の香りがする。

離島の過疎化は大三島も例外ではなく、ひっそりした大山祇神社の参道や、休耕地が増えていく柑橘畑など、ちょっぴり寂しい景観もところどころに。そんななか、『日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト』が、大三島に魅せられた建築家・伊東豊雄氏を中心に進行中。島の住人と島外の賛同者により、人が集う工夫が少しずつ形になろうとしています。

多島美の景観、島の地形を楽しむドライブ、パワースポットでもある日本総鎮守の神社への参拝に国宝鑑賞。そして自然とアートの競演。見どころの多い大三島ですが、少しずつ、ゆっくりと、この島を楽しみたい。日本一美しく、日本一住みたい島は、旅人にとっても何度でも訪れたくなる島なのです。

大三島をもっと楽しむ旅案内!

【買う】

『村上井盛堂』の神島まんじゅう

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大山祇神社の参道で大正12(1923)年から店を構える、島いちばんの老舗和菓子店。神紋をかたどった神島まんじゅうは、しっとりとした白餡と、みかんの花の蜂蜜入りのカステラ生地がマッチ。家族で営む、あたたかさが伝わる味。

『Limone』のリモンチェッロ

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自家農園の無農薬レモンを使ったリモンチェッロを製造販売。時季によりネーブルやライム、ベリー類も。レシピ提供したレモンケーキやレモンクッキー、各国のレモングッズも扱う。なかでもオリジナルのレモン絞り器がおすすめ!

webサイト:Limone

【食べる】

『くろしお』のひらめコース

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しまなみ海道が開通して食堂もはじめた鮮魚店。店の裏手の海に生簀を持ち、仕入れた活魚を食べごろの状態で提供するので鮮度は抜群。まろやかな味わいの白しょうゆでいただく大三島のひらめは絶品。

webサイト:くろしお

『オミシマコーヒー焙煎所』の焙煎コーヒーと島スイーツ

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大島大橋を望む、まったりとした島時間が過ごせる古民家カフェ。コーヒー豆の焙煎所を営む夫婦が、この土地に出合って2015年に開店。焙煎したてのコーヒーはもちろん、柑橘やはちみつなど島食材による自家製スイーツも美味。

webサイト:オミシマコーヒー焙煎所