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2024.10.18

常連客が必ず頼むのは、すっぽんのラーメン。「てらまち 福田」【京都〝最新〟うまい店・和食編6】

京都で、大人が居心地のいい店とは、頑張りすぎず、くだけすぎない、そしてもちろん、味もとびっきり! とことん客目線に立ったもてなしを考えた店主たちがいる新しい店を中心に、「10年先も通い続けたい」「常連になりたい」、一緒に年を重ねていきたい主人と店を厳選しました。

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食事処も居酒屋でも、使い勝手は客次第「てらまち 福田」

福田竹志(たけし)さんを料理長に迎え2012年に開業した店が前身。福田さんがそのまま引き取り、自らの名を掲げて再スタートして4年目に入ります。

「和久傳」出身でそうそうたる先輩方の右腕を務めながらも、自身の独立に際してはカジュアルな一品で商いをと決めたのは? 「高級食材は味がいいのはあたりまえ。僕は身近な旬の食材に、手を加えて最大限のおいしさを引き出すことに喜びを感じます(笑)」

夜メニューは70種にもおよび、価格は3桁が中心。京都人が愛する「すっぽん」も長崎産が2,400円から。常連客が必ず頼むというすっぽんの「ラーメン」もぜひ。ランチタイムは定食を提供しながら、実は夜のアラカルトからも注文可。昼飲みも歓迎ということです。

驚きの味! 魅惑の酒肴ベスト3!! ウィスキーに漬け込んだ干レーズンをクルミとペースト。日本酒に合う「自家製レーズンバター」700円。「生からすみ」1,200円、「サバのへしこ」750円。日本酒1杯700円~。

左/京都一個性の光る「鯖寿司」。醬油と昆布出汁で炊いた酢飯が特徴の「鯖寿司」2切れ850円。冬本番が特に美味。右/定番のすっぽん料理より、「土瓶蒸し」2,400円。

「どこにでもある食材を僕だけの味に仕立てます」――福田竹志さん

店主・福田さんの父は「染司(そめのつかさ)よしおか」でキャリア60年の染師。のれんやコースターは父の作。アラカルト注文でひとり6,000~7,000円ほど。コースは5,500円~。

てらまち 福田 DATA

住所:京都府京都市下京区寺町通仏光寺下ル恵美須之町528 えびすテラス 2F
電話:075-343-5345
営業時間:12時~13時30分(L.O.)、17時~22時(L.O.)
休み:水曜、第2・第4火曜
店内:カウンター16席、テーブル4卓 ※予約が確実
公式サイト:http://teramachi-fukuda.jp/

撮影/長谷川 潤 構成/藤田 優
※本記事は雑誌『和樂(2023年10・11月号)』の転載です(価格や年齢、年数などは2024年9月現在)。
※掲載価格はすべて税込で、価格や営業時間などは変更される場合があります。お出かけの前にご確認ください。

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和樂web編集部

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