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2024.10.30

創業時から人気の「てりどん」は京都のソウルフード。「中國菜 大鵬」【京都〝最新〟うまい店・洋&中華編3】

和食以上に京都らしい(?) ひと皿が味わえる名店の名料理人をご案内します。ぜひおなかも心も満たしてみては。

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鶏好きの京都人を魅了! 進化を続ける町中華の名店「中國菜 大鵬」

今も厨房に笑顔で立つ店主・渡辺敏博(としひろ)さんが店を開いたのは51年前。創業時から人気の「てりどん」=濃いめに味つけされた豚の照り焼きをのせた丼は、今や京都のソウルフード。

さらに鶏好きの京都人の心をつかむ看板メニューが、「よだれ鶏(どり)」です。こちらは、2代目の幸樹(こうき)シェフを筆頭に、「家族やスタッフと何度も本場に通った」四川仕込みの逸品。使用する鶏は、2年前から幸樹シェフが惚れ込んだ、京都北部・綾部(あやべ)の蓮ヶ峯(はすがみね)農場の軍鶏(しゃも)に。嚙むほどに味わい深い鶏のもも肉と胸肉にたれがたっぷり絡まって絶品。

なんとこれが縁となり、幸樹シェフは農場内で「田舎の大鵬」を開店。店主の好きが個性となり、魅力を高めていくのも、京都の店の奥深さ。

この「よだれ鶏」、ひとりランチなら野菜の切れ端などを余すことなく使ってつくる「本日の体内浄化スープ」(165円)とセットで。友人や家族と訪れたら、こだわりの紹興酒(しょうこうしゅ)やナチュラルワインとともに。食べ終えたら春雨を投入し、たれのうまみを最後まで味わい尽くして。

よだれ鶏

18種の香辛料が入った秘伝の自家製だれは、ほんのり甘いピーナッツがアクセント。1,760円(ハーフ1,100円)。

左/現在は敏博さん(写真)とスタッフの〝チーム大鵬〟が市内の店を、2代目の幸樹シェフは綾部で「田舎の大鵬」を運営。右/こちらも人気の「牛肉麻婆豆腐(大2,090円、中1,760円、小1,320円)」。豆板醬ベースのパンチのある自家製だれの中に、京都「清水とうふ店」のなめらかな豆腐や厳選された牛肉の味をしっかり感じる。

昼も夜も通しメニューの店。

中國菜 大鵬(ちゅうごくさい たいほう)DATA

住所:京都府京都市中京区西ノ京星池町149 
電話:075-822-5598
営業時間:11時30分~14時15分(L.O.)、17時30分~20時30分(L.O.)
休み:火曜、水曜不定休 
※予約可能

撮影/伊藤 信 構成/川村有布子 
※本記事は雑誌『和樂(2023年10・11月号)』の転載です(価格や年齢、年数などは2024年9月現在)。
※掲載価格はすべて税込で、価格や営業時間などは変更される場合があります。お出かけの前にご確認ください。

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和樂web編集部

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