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2024.11.25

ひとり客でも気兼ねなく入れる、駅近のうまい店「パインストア」【 最新〝奈良ごはん〟6】

地元の人の協力を得て、寺社巡りの合間に寄れる、奈良のおいしい店をリサーチ。進化する奈良の食を味わえる店を、市内限定で紹介します!

「奈良特集」シリーズ一覧はこちら

発酵×奈良特産食材。酒が進むメニューが満載! 古都歩きの締めに「パインストア」へ

日中たっぷり寺巡りをしたら、夜は早い時間から気楽に食べたい&飲みたい。
ひとり客でも気兼ねなく入れる、駅近のうまい店。そんなわがままが叶うのがここです。

店のキャッチは「発酵と燻製(くんせい)の盆地料理」。
盆地とはもちろん奈良を指し、大和肉や野菜などを燻製や発酵というひと手間をかけて、酒の進む味に。

「海が遠い奈良は名物料理がそれほどない。奈良漬のように、そのへんにあるものをちょっと工夫して食べてきたのが奈良人かなぁ。僕もそれにならって(笑)」と店主の松本周さん。

発酵の手法は塩水に漬ける乳酸発酵が基本。味や香りはつかず、食材の食感が程よく残り、旨みが倍増。
看板料理「十津川(とつかわ)のきのこ炒め」や燻製鯖に添えられる大根の奥深い味わいに驚きます。

酒の種類も幅広く、飲めなくても大丈夫。ひとり客には量の加減もあり、店主のふところの深さを感じます。

カウンターと1卓の小さな店は8年前にオープン。地酒に加えて静岡や新潟の日本酒も。ビール、ワインもある。

シャレた野菜のつくり手から取り寄せてます

左/「十津川きのこ炒め」700円。奈良・十津川村直送の自慢のきのこ。右・アイキャッチ画像/「大和ポークの南印カルタニス」1,500円。発酵した生カシューナッツとココナッツ、タマリンドを漬け込んだスープで豚肉を煮る。スパイスと豚の旨みが凝縮されたスープは悶絶級のおいしさ。

右/野菜は店内で炭火焼き。

DATA「パインストア」

住所:奈良県奈良市橋本町32 もちいどの林ビル2F
電話:0742-93-3988
営業時間:12時~13時30分(L.O.、昼は海南都果食堂として営業)、17時~20時30分(L.O.)
休み:火曜
インスタグラム:@pinestore818

撮影/石井宏明 構成/藤田 優、後藤淳美(本誌)
※本記事は雑誌『和樂(2022年12月・2023年1月号)』の転載です。
※掲載した価格は2024年10月現在のもので、税込です。

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和樂web編集部

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