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2024.11.26

築120年の古民家で、昼も夜もほっとひと息。「バー サヴァン」【 最新〝奈良ごはん〟7】

寺社が点在する奈良は繁華街と寺社に距離があるので、「どのタイミングで食事をとるか」がとっても大事。寺社巡りの合間に寄れるおいしい店を、市内限定で紹介します!

「奈良特集」シリーズ一覧はこちら

バー文化最前線・奈良の新店は茶室の趣き。古都歩きの締めに「バー サヴァン」へ

奈良の一大繁華街「ならまち」には意外と静かな喫茶店が少ない。
盆地の奈良は、冬は極寒で夏は猛暑。
ちょっと室内で休める場を知っておくと心強いものです。
そんな大人の憩いの場としておすすめするのがこちら。

バーですが、開店は14時から。
築120年になる古民家を中庭も含めて全面的に手直し。
天井が高く、大きなカウンターから望む庭は空まで抜けていて気持ちがいい。
昼、日暮れどき、夜とそれぞれ見せる表情が異なり、素敵です。

マスターの田中 達さんは貫禄のある佇まいですが、まだ30代前半。
客を迎える姿勢も柔軟で、「うちはバー初心者の方でも楽しんでもらえる店。酒が主役ではなく、この空間でくつろいでいただくことを大切にしています」とのこと。

ノンアルコールの気分ならそれに対応した提案もあり、マスターの心遣いあふれるもてなしもうれしい。奈良特産の果物のカクテルも評判で、冬はいちご「古都華(ことか)」のカクテルが登場します。

伝統的なバーのスタイルにのっとり、食べ物はおつまみのみ。席の予約は可能。

昼下がりには大和茶ベースの爽快な一杯を

左/奈良の月ヶ瀬村は大和茶の名産地。その大和茶を主役にしたオリジナルカクテル「かぎろひ」。日本酒で茶葉を抽出する斬新な手法。1,430円。カクテルは1杯1,320円~、チャージ1,000円。右/田中さんは生駒市にある名店で10年の修業を経て、2021年開業。

カウンターの一枚板は樹齢300年を超すアフリカンチェリーでしつらえた。

DATA「バー サヴァン」

住所:奈良県奈良市椿井町30-3
電話:0742-23-8568
営業時間:14時~22時(L.O.)
休み:無休
公式サイト:https://bar-savant.com/

撮影/石井宏明 構成/藤田 優、後藤淳美(本誌)
※本記事は雑誌『和樂(2022年12月・2023年1月号)』の転載です。
※掲載した価格は2024年10月現在のもので、税込です。

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和樂web編集部

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