干菓子を御所や二条城に納めていた老舗の最高傑作
亀末廣の「京の十二月」
毎年12月に登場する半生菓子と干菓子の詰め合わせ「京の十二月(じゅうにつき)」。
月ごとに京都の名所風物がさまざまな風味と食感で味わえます。
年に約14回、巡る季節と共に京の風情を伝える亀末廣の代表銘菓「京のよすが」(よすがは手がかりの意味)と同様、お茶の時間を豊かにする菓子の宝箱です。
製造は亀末廣の分家、干菓子専門店「亀廣保(かめひろやす)」との協働。小箱のふたには旧暦の月名があしらわれ、色の選び、筆致が菓子同様に麗しい。
千代紙を施した化粧箱に12個の小箱がぴったり入っています!

名店の名菓に宿る四季折々の味とわざ
【睦月】御所

紫宸殿(ししんでん)南庭を彩る橘(たちばな)と桜。桜は和三盆糖入りの打ち物で、橘は砂糖と山芋でできた干菓子。
【如月】稲荷

薄いせんべいであん(如月は梅肉)をはさむ「種(たね)合わせ」。伏見稲荷の千本鳥居を描く。
【弥生】圓山

円山(まるやま)公園の桜は砂糖に寒梅粉(かんばいこ)などを混ぜた「生砂糖(きざとう)」製。田楽(でんがく)の干菓子は焼き色つき!
【卯月】都をどり

京舞妓(きょうまいこ)の“だらりの帯”は「有平糖(あるへいとう)」製。“つなぎ団子”の印が入ったぼんぼりも「種合わせ」。
【皐月】嵐山

保津川(ほづがわ)を流れる筏(いかだ)は白味噌の焼き菓子「松風(まつかぜ)」で表現。ゴツゴツの岩は砂糖と卵白で。
【水無月】苔寺

餅粉に和三盆糖などを混ぜて木型に押し固めた「押物(おしもの)」。苔に散る松葉は「生砂糖」製。
【文月】祇園祭

八坂神社の御神紋入り団扇(うちわ)は「生砂糖」製。「種合わせ」に描かれた宵山提灯(よいやまちょうちん)にうっとり。
【葉月】大文字

大文字山は琥珀(こはく)製で涼しげ! 砂糖、山芋に黒ごまの入る“砂利(じゃり)”は炒って焼き色を付ける。
【長月】高台寺

秀吉ゆかりの観月台で知られる。極小の粒餅にいら粉(こ)をまぶした萩は軽やかな食感。
【神無月】時代祭

各時代の装束をまとい平安神宮を練り歩く際に掲げる幟旗(のぼりばた)を、2色の「押物」で表現。
【霜月】高雄

神護寺(じんごじ)の紅葉、乱れ積みの石段と“かわらけ投げ”。石段の「押物」は玄米入りでほろ苦い。
【師走】金閣寺

雪松葉は2色を重ねた「生砂糖」。雪化粧した金閣寺の「種合わせ」のあんは柚子風味。
●亀末廣 かめすえひろ
住所:京都府京都市中京区姉小路車屋町東入ル 車屋町251
電話:075-221-5110
営業時間:9時~17時
休み:水曜・日曜・祝日
Instagram@kamesuehiro
※価格は税込、2026年9月現在のものです。※この特集でご紹介した菓子のうち、特に明記のないものは通年販売になります。

