CATEGORY

最新号紹介

8,9月号2024.07.01発売

ART & TRIP! この夏は「名画」と「絶景」の旅へ!

閉じる

Travel

2024.03.27

新世代の和菓子職人たちに注目!【茶味こそが京都!春編】

「茶味こそが京都!」春編、今回は、新世代の和菓子職人たちに注目!

特集「茶味こそが京都!」一覧はこちら

繊細な甘さと美しさをたたえた最先端和菓子

歴史のある老舗和菓子店の和菓子に茶味を感じるのは言うまでもなく、近年、独立して店を構えた30代の職人たちの和菓子にも、新鮮な茶味を感じて、心ときめきます。

伝統的な和菓子のつくり方を基本としながらも、やわらかな感性が生み出す、色合いの美しさ、繊細な美味しさは、美意識が高い京都の茶人たちのあいだで、早くも話題になっています。

「菓子屋のな」の名主川千恵(なぬしがわちえ)さんの和菓子は、造形の美しさだけでなく、口にすると、和菓子の既成概念を壊す繊細で複雑な味と香りに驚きます。和菓子の銘(めい)は文学や映画、音楽からイメージされることも。小さな和菓子がお茶の時間を深く豊かに満たしてくれます。

「御室和菓子 いと達」の伊藤達也さんがつくる和菓子は、素材を生かした甘味と、みずみずしい透明感のある色と表情が魅力です。平安装束のかさねの色目(いろめ)から発想した、定番の「包み餅」は、遠方からも目当てにして来る人がいるほど。新たな京都みやげとして、人気です。

新しい扉を開く革命的和菓子【菓子屋 のな】

2020年、名主川千恵さんがご主人の高行(たかゆき)さんとともに開店。「アントニオとララ」(写真上右)はアンデルセン作、森鴎外(もりおうがい)訳『即興詩人』へのオマージュ。

店舗情報

菓子屋 のな(かしや のな)
住所:京都市下京区醒ケ井通万寿寺角篠屋町75 
電話:なし 
営業時間:12時〜18時
休み:日曜・月曜
※問い合わせはインスタグラムへ。 instagram.com/nonawagashi

日常のおやつもお持たせ用生菓子も【御室和菓子 いと達】

京都の老舗和菓子店で17年間修業をした伊藤達也さんが2019年にオープン。「包み餅」(写真上)のほか、注文を受けてつくるきんとんなど季節折々の生菓子も美しく、繊細な味わい。

店舗情報

御室和菓子 いと達(おむろわがし いとたつ)
住所:京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
電話:075-203-6243
営業時間:10時~17時 
安い:水曜・日曜
公式サイト:https://itotatsu.com/

撮影/伊藤 信 構成/高橋亜弥子 
※本記事は雑誌『和樂(2021年4・5月号)』の転載です。掲載商品は税込価格です。営業日や営業時間等変更の可能性がありますので、お出かけの際は最新情報をご確認ください。

Share

和樂web編集部

おすすめの記事

うつわに〝映える〟逸品!特別版・末富、亀廣保、塩芳軒【秋めく京都の干菓子図鑑・肆】

和樂web編集部

東京藝大の仏像の見方がスゴイ! 「おとなの古美研」マニアックな仏像尽くしの2日間

磯貝晴子

忘れられない味と至福の居心地。「由布院 玉の湯」その3【〝おもてなし〟を体感できる至高の湯宿】

和樂web編集部

夕日に恵まれ写真映えするスポットも数多い 愛知県「東海の松島」【 47都道府県 知る人ぞ知る絶景】

和樂web編集部

人気記事ランキング

最新号紹介

8,9月号2024.07.01発売

ART & TRIP! この夏は「名画」と「絶景」の旅へ!

※和樂本誌ならびに和樂webに関するお問い合わせはこちら
※小学館が雑誌『和樂』およびWEBサイト『和樂web』にて運営しているInstagramの公式アカウントは「@warakumagazine」のみになります。
和樂webのロゴや名称、公式アカウントの投稿を無断使用しプレゼント企画などを行っている類似アカウントがございますが、弊社とは一切関係ないのでご注意ください。
類似アカウントから不審なDM(プレゼント当選告知)などを受け取った際は、記載されたURLにはアクセスせずDM自体を削除していただくようお願いいたします。
また被害防止のため、同アカウントのブロックをお願いいたします。

関連メディア