広島、瀬戸内、絶景リゾート!
瀬戸内の島々を見渡す広島県尾道市の高台に立つリゾートホテル「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」。海外のラグジュアリーホテルを知りつくした人々も足しげく通うこのホテルは、立地も施設もサービスもすべてがオンリーワンの魅力にあふれています。青い海に青い空、緑にあふれた島並み…。またすぐに行きたくなる、そんなファーストクラス級のもてなしをご案内しましょう。
ただただ圧倒される美しき島並み!
広島空港から車で約1時間。小高い丘の上に立つこのホテルに到着して車寄せに降り立つと、ガラスドアの先にキラキラとした景色がが見えます。フロントでのチェックインもそこそこに、まずはラウンジを抜けてデッキへ。目の前に広がるのは、「うわぁ~」と思わず声を上げてしまうほどの絶景! 本州と四国の間に点々と浮かぶ、どこまでも続くかのように連なる緑濃い島並みによって、水平線はどこへやら…。眼下の海は、まるで大きな湖のように見えるのです。
写真/100㎡のテラススイート、1407号室。変化に富んだ島並みをたたえた景色が堪能できる。
すべての客室が、ここでしか見ることのできない景色を堪能できるオーシャンビュー。瀬戸内海の島々をパノラマ状に一望できるパノラマスイートや、露天風呂付きの50㎡のバスルームをもつ特別室(どちらも100㎡!)のほか、スタンダードタイプの客室でも50㎡という広さは、すべてのゲストに心地いい滞在を約束します。
またこのホテルでは、従業員の制服やインテリアなどに地場産業のデニムを使用。カジュアルになり過ぎないそのデザインや使い方が素敵です。客室ではクッションのほか、壁紙としてデニムを使用している部屋も(上の写真のテラススイートの壁がデニムです!)。そしてどの部屋にも、「ようこそお越しくださいました」というメッセージカードとともに出迎えてくれるデニム製のウエルカムベア(熊のぬいぐるみ)が!これは滞在の記念に持ち帰ることも可能です。
おいしさのピークでいただく熟成肉や地元野菜を豪快に!
この素晴らしいロケーションに加え、敷地内から湧く温泉や最高級のトリートメントなど充実した施設の快適さは、数多の高級アジアンリゾートを経験してきたトラベラーに人気というのもうなづけます。そんな「ベラビスタ」ならではのもてなしの数々に、さらに新たな〝食〟のお楽しみが増えました。瀬戸内の豊富な魚介類をはじめ、地元農家の野菜や米、牛乳やジビエまで、近隣から調達しているとか。ほとんどの食材が広島産だという料理もまた、食通の心をとらえているのです。
写真/窯焼き料理『エレテギア』の藤井智哉シェフ。調理台と続きになっているテーブルでいただくキッチンエリアでは、豪快に炎が上がる窯や、シェフたちの働きを見ながら食事ができる。
ホテル本館の西側に新設されたのが、その豊富な食材を窯で焼いて提供するメインダイニング『エレテギア』。シェフが言うところの「素材を引き立てる料理」は、厨房にしつらえられたテーブル席、ホテル自慢の景色が広がるガラス張りのダイニングスペースなど、異なる雰囲気のふたつのエリアで楽しむことができます。
美食の地、スペインのバスク地方で修業したシェフが特にこだわるのは、厨房内の熟成庫で出番を待つ熟成肉。おいしさのピークに達した肉を薪や炭で焼くだけ、というシンプルな料理だからこそ、地元産の野菜や肉の滋味が堪能できるのです。
写真/『鮨 双忘』での夏季のネタは、カワハギやオコゼ、赤エイのキモ、アコウ、アナゴ、サザエやタイなど。瀬戸内の魚介を中心ににぎる。
東京では味わえない〝瀬戸内づくし〟の寿司
そしてもうひとつの〝食〟のニュースが、和食ダイニングに併設された『鮨 双忘(すし そうぼう)』。おだやかな瀬戸内の海を目の前にするカウンター8席の特別な空間でいただくのは、瀬戸内の魚介類です。地元の漁師などから直接仕入れる近海のネタは白身魚が中心。淡白な味わいの魚が多い瀬戸内ですが、それぞれの個性を堪能してもらおうと、塩で食べさせたり燻製にしたりといった〝変化球ネタ〟も。味わいが単調にならないようにと、大将の手によってひと仕事がほどこされた魚介を堪能できます。紺碧から茜に、そして漆黒へと刻々と変化する景色をカウンターで眺めつつ、その海の幸をいただくのは、まさに至福の時間!
心地いい風を肌に、フレッシュな空気を胸に
写真/スイスの高級スキンケアブランド、〝スイス・パーフェクション〟をトリートメントに使用する『スイス・パーフェクションスパ サガン』。瀬戸内の柑橘が浮かぶ心地いい香りの足湯からはじまるトリートメントは、多くの美容家からも信頼を寄せられている。
写真/ロビー、デッキ、客室、レストラン、そしてこの露天風呂と、ホテルのほとんどの場所から瀬戸内の絶景が!
瀬戸内のさまざまな〝ご馳走〟を心ゆくまで堪能
ホテル内には極上トリートメントが受けられる『スイス パーフェクションスパ サガン』やジム、ライブラリーなども。敷地内から湧き出ている温泉が体をほぐし、岩盤浴に横たわれば心地いい汗をかくこともできます。これらの施設には、客室に備え付けられたワンピース型のリラックスウエアでどうぞ。薄手のデニムを使用したこのウエアはとても着心地がよく、売店で求めていく人も多いとか。お風呂上りには、地元のおいしい牛乳も用意されています。
写真/和朝食は『双忘』で。
朝食で再び瀬戸内の食材を堪能!
翌朝のお楽しみは、和食ダイニング『双忘(そうぼう)』でいただくブッフェ形式の和朝食。地元産のフレッシュな野菜や生みたての卵、さまざまな惣菜などがずらりと並びます。一夜干しなどの魚はいくつかのなかから選び、焼き立てがテーブルへ。もちろん『エレテギア』では洋朝食の準備が。どちらも「この朝食を目当てに連泊したい!」と思えるほどの充実ぶりです。
写真/昭和の懐かしい町並みが現存する尾道や、現役の常夜燈が残る鞆の浦(とものうら)などを海から楽しむクルージングも。「ベラビスタ」が所有するクルーザーで、さまざまなマリンアクティビティを体験!
写真/新たにお目見えする水陸両用機の模型。
クルージングに無人島でのバーベキュー、空中遊覧も!
瀬戸内クルーズや、ホテルのマリーナから約40分の無人島でのバーベキューといったオプショナルサービスに加え、この5月には水陸両用機での遊覧なども登場予定。尾道から四国へと続くしまなみ海道や小豆島、安芸の宮島(あきのみやじま)などの上空を遊覧飛行するサービスです。「ベラビスタ」のマリーナに備えられた専用のフローティングポートから出発し、20分と40分の4つのコースで実施。高度1500フィートからの瀬戸内の景色、ぜひ体験してみたいものです。
写真/すべてホテルからの眺め。これを絶景と言わずしてなんと言うか!
心地いい風を肌に、フレッシュな空気を胸に…
島々に囲まれた湖のように静かな海は、のんびりとしていてあたたかな土地柄のよう。からっと明るく輝く昼間の海とさわやかな風。島々の向こうに沈む真っ赤な夕日、ドラマチックに色を変えていく空。まるで手が届きそうな近さで瞬く無数の星。そして太陽の光を受けておだやかにきらめく朝の海。そのどれもがホテルのいたるところから一望にでき、いくら眺めていても飽きることがありません。一度この景色と食を味わってしまったら、きっと何度も訪れたくなるはず。
1日や2日ではとても味わいつくせない、何度訪れてもその時どきの魅力でリラックスさせてくれる、真のもてなしリゾート「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」。季節はまさに〝旅シーズン〟です。瀬戸内の穏やかな気候と極上リゾートを堪能する旅を、今すぐ計画してみませんか?
ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道
広島県尾道市浦崎町大平木1344-2
「ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道」のHPはこちら
http://www.bella-vista.jp/sp/
撮影/永田忠彦
-2016年和樂6・7月号より-