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2021.07.01

クイズ!「羽目を外す」の”羽目”って何のこと?意外すぎる語源を解説

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特別なイベントのとき、ちょっとストレスがたまったとき、羽目を外してしまいたくなりますよね。調子に乗って度を越したことをしてしまうと、後になって後悔することもよくありますが……。

私が羽目を外すときはだいたい飲酒関係です。

ところで、この羽目を外すの「羽目」って、一体何なのでしょうか? 羽と、目?

意外な語源とは?

実は、「羽目」は語源そのままではないとされています。

語源は、これ。

これは西洋のものですが、基本的な仕組みは日本のものも同じ

画像中、両方に輪がついて真ん中で折れ曲がっている銀色の金属部分、馬の口にくわえさせて乗っている人間の意思を伝えるための道具である「馬銜・銜(はみ)」です。
この「はみ」を外してしまうと馬をコントロールできなくなってしまうことから、「はみを外す」→「はめを外す」→「羽目を外す」に変化していったといわれています。
騎馬武者が戦場で外してしまったら、命にかかわったでしょうね。

馬具が語源だったとは!羽目を外した人は、言うなれば暴れ馬のようなもの!?ますます気をつけなきゃと思いました…。

ちなみに、「はみ」は馬の口の中で歯がない部分にすぽっとはめます。
また、はみなどの馬具なしで意思疎通できる方法もありますが、力では圧倒的に強い馬(馬力という言葉もありますよね)が馬具なしで嫌がりもせず人を乗せている姿を見たとき、その信頼関係にほっこりしてしまいました。

○○な羽目に~、は別の語源

「羽目」には、とんだ羽目に陥った、というような別の言葉もあります。
好ましくない状況に陥ってしまう、という意味の「はめ」は「破目」とも書き、これは別の語源からきたものです。※この語源については、現在明らかになっていません。

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アイキャッチ画像:歌川政信『世界第一チヤリ子大曲馬』メトロポリタン美術館より

参考文献:
・『故事俗信ことわざ大辞典』小学館
・『デジタル大辞泉』小学館
・『日本国語大辞典』小学館

書いた人

人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。

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平成元年生まれ。コピーライターとして10年勤めるも、ひょんなことからイスラエル在住に。好物の茗荷と長ネギが食べられずに悶絶する日々を送っています。好きなものは妖怪と盆踊りと飲酒。