Gourmet
2021.11.01

どんなふうに炊きあがってもおいしい!「ささみと梅のお粥」ほか4種類のお粥レシピ

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お粥は病人食……そんなイメージを払拭するお粥専用鍋を、信楽の陶芸家・篠原希さんと一緒につくりました! 今回は、2021年11月1日(月)発売開始した「いつでもおかゆ鍋」に同梱しているレシピを大公開。篠原さんの妻でカフェ「てまひまうつわ」主宰・佳江さんによる、4種類のお粥レシピをお届けします。

撮影:伊藤信
アイキャッチ写真撮影撮影:伊藤信

注意点

※4つのレシピは全て「いつでもおかゆ鍋(直径18cm 内径13.5cm 高さ16cm 容量1100ml)」で作る場合の分量です。
※土鍋の底が濡れていると割れる原因になるので、調理を始める前に水気を拭きましょう。
※十分粥の場合は、米50gと水600mlで。お粥のゆるさを調整したいときは米の量を増減してみましょう。

基本のお粥(ほぼ七分粥)


水加減も炊き具合もご自由に。どんなふうに炊きあがってもおいしい、基本のお粥です。

材料(1人分)
□ 米・・・約 1/2 カップ
□ 水・・・3カップ
□ 塩・・・ひとつまみ

作り方
1.米を洗ってザルにあげる
2.おかゆ鍋に米と水を入れ、フタをせず強火にかける
3.鍋肌がふつふつとしてきたら、ごく弱火に火を落とす。
全体をひと混ぜし、フタをして10分炊く
4.火を止めたら塩を加えて手早く混ぜ、フタをして10分蒸らす

貝柱のお粥


干し貝柱とえびの出汁がじんわり広がる、中華風のお粥! 仕上げは松の実やクコの実などをお好みで。

材料(1人分)

□ 米・・・約1/2カップ
□ 水・・・3カップ
□ 干し貝柱・・・3個(12g)
□ 干しえび・・・2g
□ 乾燥きくらげ・・・2g
□ しょうが・・・3g
□ 植物油・・・小さじ1/2
□ 塩・・・ひとつまみ
□ 松の実、クコの実、三つ葉・・・お好みで

作り方
1.分量の水のうち1カップに干し貝柱と干しえびを浸す。戻し汁はとっておく
2.乾燥きくらげを水(分量外)で戻して千切りにする
3.米を洗ってザルにあげる
4.おかゆ鍋に植物油としょうがを入れて中火にかける
5.香りが立ってきたら米を加えてさっと炒める
6.水2カップと1の戻し汁、干し貝柱、干しえび、きくらげを入れ、フタをせず強火にかける
7.鍋肌がふつふつとしてきたら、ごく弱火に火を落とす。全体をひと混ぜし、フタをして10分炊く
8.貝柱を取り出して、さらに5分炊く。その間に貝柱をほぐす
9.火を止めたら貝柱、塩を入れて手早く混ぜ、フタをして10分蒸らす
10.松の実、クコの実、三つ葉をあしらう

ささみと梅のお粥

ささみと梅干しのさっぱりとした味わいのお粥。豆腐も入っていてヘルシー!

材料(1人分)
□ 米・・・1/2カップ
□ もち麦・・・大さじ1
□ 水・・・2カップ強
□ 干し椎茸・・・小1枚(約2g)
□ 鶏のささみ・・・1本(約40g)
□ 梅干し・・・1粒(15~25g)
□ 絹ごし豆腐・・・50g
□ 塩・・・ひとつまみ
□ 三つ葉・豆腐・銀杏(水煮)・・・お好みで
□ 好みの調味料(牡蠣醤油がおすすめ)

作り方
1.干し椎茸を 100ml の水(分量外)に浸し、電子レンジに1分かけて戻す。
水で洗い、水気を絞ってから粗みじん切りにする。戻し汁はとっておく
2.絹ごし豆腐は1cmくらいの角切りにする
3.米を洗ってザルにあげる
4.おかゆ鍋に米、水と干し椎茸の戻し汁(合わせて3カップ)、
ささみ、梅干しを入れて強火にかける
5.鍋肌がふつふつとしてきたら、ごく弱火に火を落とす。全体をひと混ぜし、フタをして3分炊く
6.ささみを取り出し、さらに12分炊く。その間にささみをほぐしておく
7.火を止め、梅干しを取り出す。
荒くほぐした梅干しとささみを戻し、豆腐と銀杏、塩を加えたら手早く混ぜ、フタをして10分蒸らす
8.三つ葉をあしらう。牡蠣醤油など好みの調味料を垂らす

茶粥

信楽では窯焚きの際、焚き手さんに冷たい茶粥が振る舞われました。塩や漬物で塩分やミネラルも補給して、暑さに対処していたそうです。

材料(1人分)
□ 米・・・1/2カップ強
□ 濃い目に煎れた京番茶またはほうじ茶・・・3カップ
□ 塩・・・ひとつまみ

作り方
1.京番茶またはほうじ茶を熱湯で濃い目に抽出する
2.米を洗ってザルにあげる
3.おかゆ鍋に米と水を入れ、フタをせず強火にかける
4.鍋肌がふつふつとしてきたら、ごく弱火に火を落とす。
全体をひと混ぜし、フタをして10分炊く
5.火を止めたら塩を加えて手早く混ぜ、フタをして10分蒸らす

※京番茶またはほうじ茶20gに対して800mlの熱湯が目安です。
※夏場に冷やして食べるのもおいしいもの。5で蒸らした後、氷をひとかたまり(100gくらい)入れて蓋を開けて冷やしましょう。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしてください。

「おかゆ鍋」の開発ストーリーはこちら

滋賀県で隣り合う甲賀市と伊賀市は、古くから良質の陶土を産出するやきものの町。その甲賀市信楽に移り住み、30年以上作陶を続ける篠原希さんと一緒に、オリジナル土鍋を開発しました。

お粥が食べたくなる、お粥をつくりたくなる土鍋がほしい! そんな想いでつくったのが片手型のお粥専用土鍋「いつでもおかゆ鍋」。コロンとした全体像がなんとも愛らしい土鍋です。