平安時代の初め、嵯峨天皇は自然豊かな嵯峨野の地を愛し、離宮を建立。そこにはいつしか貴人たちが集い、風雅な文化が華開きました。京都を旅するなら、少し足を延ばして四季折々の景観が楽しめる嵯峨野と、御所風の佇まいが美しい大覚寺へ。イタリアの高度な職人技から生まれる「マリナ リナルディ」の服が、格式のある場所にふさわしい品格を与えてくれます。
イタリア伝統のテーラーリング技術が生み出す「マリナ リナルディ」の最新コレクションを纏って「大覚寺」へ
晩秋の旅に欠かせない、軽く暖かなロングコート
上質のワードローブに身を包んで、嵯峨野を旅する
あらゆるシーンで華やぐツイードジャケットは永遠
悠久の時を超えて御所の雅やかな趣を伝える「村雨の廊下」に佇んで…
素材と仕立てにこだわって、真に美しいジャケットを
重厚でいて壮麗な「勅使門」、名匠による障壁画が示す、門跡寺院の特別な美
優美なワンピースで、格調高い「牡丹の間」へ
’60年代風のスタイルを再解釈してモダンに昇華
自然との調和を重んじた平安貴族の美意識を宿す、寝殿造の「宸殿」にて
今、世界で注目される素材「エコファー」の魅力とは?
現在、世界では毛皮製品に対する考え方に大きな変化が起きています。毛皮製品の需要は2006年のピーク時から減少を続け、毛皮動物の飼育を禁止する法律が施行されてからは、特にその傾向が強くなりました。そうした世の流れは、世界のファッションブランドをも動かし、今や、多くのトップブランドがリアルファーを製品に使用しないことを宣言。「マリナ リナルディ」が属すマックスマーラ グループも、その考えに賛同しています。
そんな状況のなか、ファッションブランドの多くが高品質のフェイクファーに注目。その開発は飛躍的に進み、最近は本物と見紛うほどのフェイクファーが存在しています。それを実際に手に取ってみると、見た目も肌触りも驚くほどリアル。違うのは軽さとお手入れのしやすさだけかもしれません。
「マリナ リナルディ」では、100%ポリエステルを用いてつくられるフェイクファーを「エコファー」と呼び、それを服だけでなく、バッグなどのファッション小物でも展開。年を追うごとに、アイテムの数を増やしてきました。おしゃれで機能的な製品がより充実した今シーズン、そこから厳選したアイテムをご紹介します。
リバーシブルのムートン風コートが軽くて秀逸!
トートにもショルダーにも、簡単に変化!
こだわりのポイントはここ!
左/ファー職人の技術力が試される、素材を接ぎ合わせた部分。職人たちはすでにポリエステル・スエードの特徴を熟知しているため、仕上がりの美しさは完璧。
中央/上からも下からも開閉ができるため、コーディネートの幅が広がるダブルジップ。ボタンやホックよりも機能的で、スポーティなデザインが洗練された印象に。
右/想像以上に便利な大きめのポケット。わずかにマチもとられ、スマートフォンや小さめの財布なら余裕で収まる。リバーシブルの両面にあるのもうれしい!
問い合わせ先
マックスマーラ ジャパン 0120-030-535
撮影/熊澤 徹(人物)、小池紀行(CASK、静物)
スタイリスト/押田比呂美 ヘア&メーク/川原文洋(UM)
モデル/熊沢千絵 撮影協力/大覚寺
※この特集での価格表記は、すべて税込価格です。
※本記事は『和樂』2024年12月,2025年1月号の転載です
※価格は2024年11月1日時点のものです
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