“使い続ける文化遺産” 東京ステーションホテルの歴史と物語
東京駅開業から一年後の1915年(大正4年)、東京ステーションホテルは誕生しました。設計は日本近代建築の父、辰野金吾(たつのきんご)。辰野は鹿鳴館やニコライ堂を設計したイギリス人建築家、ジョサイア・コンドルの教えを受けたことから、東京ステーションホテルが位置する東京駅丸の内駅舎もイギリス建築の影響を強く受けています。
開業後は川端康成や松本清張ら日本の文豪にも愛され、江戸川乱歩の推理小説『怪人二十面相』の舞台にもなりました。
多くの人が行き交い、歴史と物語を重ねた東京駅丸の内駅舎が国の重要文化財に指定されたのは、2003年(平成15年)のこと。その後2007年(平成19年)から約5年間の保存・復原工事を経て、開業当時の姿を今に伝えます。
壮麗な空間で愉しむ、「LIBERTY」の世界観
110周年を迎える東京ステーションホテルがコラボレーションするのは、こちらも150周年を迎えるイギリスの老舗ブランド「LIBERTY」。イギリス様式の外観と、イギリスのデザインファームによって手掛けられた内観をあわせもつ東京ステーションホテルと「LIBERTY」の出合いは、まさに運命!
コラボレーションのアフタヌーンティーが頂けるのは、4階「アトリウム」。もとは屋根裏で使われていないスペースでしたが、復原工事の際に宿泊客用の朝食会場として改装されました。天窓から降り注ぐ光や開業当時から遺るレンガなど、美しく見どころの多い「アトリウム」は、訪れるだけでも気分が高揚します。
気になるアフタヌーンティーのスイーツは、「LIBERTY」のパターンから着想を得たムースローズや、イギリスの伝統菓子トライフルをいちごが香る華やかなスタイルに仕上げたものなど、目にも舌にも麗しいものばかり。セイボリーは、ボリューム満点のローストビーフサンドウィッチや、能登産のフグをフリットにしたオリジナルのフィッシュ&チップスなど、オリジナリティー溢れる充実のラインナップです。
ティーセレクションは英国の高級紅茶ブランド「NEWBY」。高品質な茶葉、クラフトマンシップ、美しいパッケージと環境への配慮で、数々の国際的な紅茶コンテストでも受賞するなど、いま注目のブランドの紅茶8種類を楽しめます。
さらに、45,000 点を超える「LIBERTY」のテキスタイルデザインの中から厳選したパターンを使ったファブリックポーチがアフタヌーンティーのお土産に。
プレイスマットやメニューカードはもちろん、アトリウム内のクッションもすべて「LIBERTY」のデザインで統一されていて、まるで夢のようなひとときが過ごせます。
「LIBERTY」アフタヌーンティ 詳細
期間:2025 年1 月8 日(水)~3 月27 日(木)の間で日にち限定
時間:13:00 または 13:30 の入店
※2 時間制(ドリンク30 分前L.O.)、事前予約制
※各日30 名様まで
場所:ゲストラウンジ アトリウム
価格:おひとり様12,000 円 | 事前決済限定優待価格 11,000 円
※LIBERTY ファブリックポーチ付き(月替わりデザイン)
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