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2026.04.27

東京から世界へ羽ばたく、三つの新たな才能「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」セレモニーレポート

シャネルと日本映画界を牽引する才能たちが響き合い、次世代の表現者を育む――。そんな共鳴から紡ぎ出されたメンターシッププログラム「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS」が、ひとつの大きな節目を迎えました。 2024年11月のマスタークラス始動から約1年半。選ばれた3人の若き監督たちが、世界的メゾンのサポートを受けながら自身の感性を注ぎ込んだショートフィルムが完成。その一般公開を祝して開催された、華やかなアワードセレモニーと上映会の様子をレポートします。

継承される「映画への愛」と、豪華なメンターたち


ガブリエル・シャネルの時代から続く、映画芸術への深いコミットメント。その結晶として2024年に始動したのが、メンターシップ プログラム「CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS」。

このプログラムでは、シャネルとともにプロジェクトを立ち上げた、日本を代表する映画監督の是枝裕和監督をはじめ、メゾンのアンバサダーを務めるティルダ・スウィントン氏や安藤サクラ氏、映画監督の西川美和氏、そして俳優の役所広司氏といった、まさに映画界の至宝ともいえる錚々たる顔ぶれがメンターとして名を連ねています。

祝福の光に包まれた、セレモニー会場

2026年4月23日(木)、本プログラムの受賞監督たちが、シャネルおよび映画界を牽引するエキスパートたちのサポートを得て新たに制作した三本のショートフィルムの一般公開を記念し、華やかな「AWARD CEREMONY」が開催されました。

写真左:出口夏希さん 写真右:宮沢氷魚さん

宮沢氷魚さんや出口夏希さんら多くのゲストを迎え、メゾンのアンバサダーでもある橋本愛さんが司会を務めたセレモニー。観客の温かい眼差しが、壇上に注がれます。

ツイードを模した特製トロフィーの授与

写真左から、古川葵氏、田中さくら氏、首藤凜氏

受賞した首藤凜、田中さくら、古川葵の三氏には、メゾンダールのデリュが手がけた、ツイードモチーフの特製トロフィーが授与されました。監督たちが歩んできた道のりと、シャネルとの対話の証を象徴するかのようなそのトロフィーを手にした三氏を、会場の温かい拍手が包み込みました。

映画界のエキスパートが次世代のフィルムメイカーたちと重ねてきた濃密な「魂の対話」


会場では、2024年のマスタークラスで講師を務めたティルダ・スウィントン氏と役所広司さんからのビデオメッセージも披露され、映画の持つ無限の可能性が力強く説かれました。

その真摯なエールの数々は、新作を完成させ、さらなる夢を追い続ける若き才能たちにとって、未来を指し示すかけがえのない道標となったはず。

煌めく才能が紡ぎ出した、珠玉の三作品を紹介

『親切がやって来る』監督:首藤凜


夜の国道沿いで出会った、酩酊状態の女性を介抱することになった美央子。見知らぬ他人同士の三人が住所を探して歩く夜の時間は、愛おしくも、どこか切ない。不意に突きつけられる「善意の理由」とは。

『夜明け』監督:田中さくら


ふたり暮らし最後の朝を迎えようとする、姉妹のリツコとトウコ。街が目覚める前の静寂の中、幼い頃の「ある記憶」の食い違いが浮かび上がる。夜明けとともに訪れる別れと、記憶の綻びが美しく交錯する一作。

『夕べの訪問客』監督:古川葵


残業中の弁護士の前に現れた、かつての依頼者。三年ぶりの訪問の真意が見えないまま、空間は緊迫感を増していく。孤独なふたりが抱いていた罪悪感が、恐怖へと変貌していく密室劇。

東京、そしてパリへ。国境を越えて響き合う、映画という名の「希望」


今回受賞したショートフィルムは、シャネル・ネクサス・ホールにて期間限定で一般公開されています。東京・銀座での初上映を経て、三つの作品は次なる目的地、パリへと向かいます。東京の地で産声をあげた物語が、国境を越え、映画という共通言語で世界をどう揺らしていくのか――。新たな才能たちの快進撃は、まだ始まったばかりです。

Information

CHANEL AND CINEMA – TOKYO LIGHTS CINEMA WEEKS

会期:2026年4月24日(金)〜5月24日(日)
会場:シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階)
入場:無料(予約優先)
予約:シャネル公式LINEミニアプリより

公式サイトはこちらから
https://www.chanel.com/jp/fashion/event/tokyo-lights-festival/

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和樂web編集部


写真提供:CHANEL
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※『和樂』2026年4・5月号 美術展カレンダーに誤りがありました。P.224で紹介しました、福岡県・久留米市美術館で開催中の「美の新地平ー石橋財団アーティゾン美術館のいま」の入館料は、正しくは一般1,500円となります。お詫びして訂正いたします。
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