米どころの農家が手塩にかけたコシヒカリ。「塩むすび」で召し上がれ!

南魚沼市の米農家に生まれ、「関農園」の2代目として父や仲間を率いて米づくりに励む関智晴(せきともはる)さん。
現在、無農薬と減農薬の田んぼの割合は半々ぐらい。
「いつかはすべての田んぼを無農薬に」と目を輝かせる関さんですが、無農薬、減農薬で健やかな米を育てるには、人の手がかかります。

農家の中では若手の40歳。体力、気力にあふれる関さんが手がける米は、米・食味鑑定士協会主催の「米・食味分析鑑定コンクール」で6年連続金賞を受賞するなど、着実に評価を集めています。
「ファームフロント」は、そんな関さんが2022年に開業したアンテナショップ。田んぼに囲まれて立つ一軒家は入り口に米の販売所があり、食事スペースが広がります。
メニューは、大胆にも「塩むすび」に限定。
「まずはお米だけの味を楽しんでもらいたくて。ごはんが主役になる料理といったら、塩むすび。米農家にできる最高のもてなしは、南魚沼の湧水で炊いたお米を田園風景を眺めながら食べてもらうことですから」

関さんにとっての理想のおにぎりは、「ふわっとしていて、透明感がある。表面はしっとりしているけれど、粒は立っていて、弾力があって……」とのこと。
米のおいしさをよく知る人ならではの細かな好みを再現するべく、厨房ではごはんは熱々のままで握ります。そうすると粒が立ったままで、おにぎりの芯はやわらかく仕上がるとか。
ふわっとほの温かい食感が、冷めるともっちりした味わいに変化してどちらも美味。

「塩むすび」に使用する米は、販売中の米と同じ品種で、無農薬で育てた「自家採取した従来品種のコシヒカリ」。
昔ながらの素朴なコシヒカリの味わいを守るために、関さんがこだわりぬく希少な品種です。
甘みがじんわりと伝わるコシヒカリの味は、なつかしくておにぎりにちょうどいい。
「温かい味がしますよね。うちの田んぼには、米糠(こめぬか)や魚、昆布などを発酵させた有機肥料を撒くのですが、それにつられてミジンコや赤ミミズがたくさん集まる。
命の循環が田んぼの中にできて、それが米には最上の天然の肥料になります。自然と寄り添った米のおいしさを、おにぎりを通して感じてもらえたらうれしいです」
関さんのつくる米

南魚沼市の中でも土質に優れた「旧塩沢町(きゅうしおざわまち)」産のコシヒカリ。しっとり、むっちりしたごはんは冷めても美味。販売一例として、左から、減農薬栽培米2kg 3,800円、無農薬・無化学肥料栽培米2kg 6,100円。
ファームフロント/関農園直売所 DATA

住所:新潟県南魚沼市関972-4
電話:025-775-7979
営業時間:9時30分~16時30分
休み:月曜(祝日の場合は営業、翌日休業)
公式サイト:https://farmfront.jp/

