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Art

2024.02.14

「ダニエル・ブラッシュ展― モネをめぐる金工芸」が東京・六本木で開催中

東京 六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3では現在、美術展「ダニエル・ブラッシュ展 ― モネをめぐる金工芸」を開催中(2024年4月15日まで)。 詩心あふれる金工職人、ジュエラー、哲学者、エンジニア、画家、そして彫刻家と、様々な顔をあわせ持つ現代アメリカのアーティスト、ダニエル・ブラッシュ(1947年~2022年)の卓越した作品を、日本で初めて紹介する展覧会です。

ダニエル・ブラッシュと愛用の装飾旋盤。写真:Nathan Crooker

第1章「アルミニウム、スチール、ゴールド、絵画」

ダニエル・ブラッシュ 《ポピー》 写真:Takaaki Matsumoto

展示は2部構成からなり、第1章では、ジュエリー、オブジェにいたる芸術作品を紹介。伝統的な芸術の枠に留まらない、ダニエル・ブラッシュならではのボーダーレスな表現方法と多様な素材、緻密な手仕事から生まれた作品の数々を堪能できます。

ダニエル・ブラッシュ 《無限のリング》 写真:Takaaki Matsumoto

ダニエル・ブラッシュ《ハンド ピース》 写真:Takaaki Matsumoto

第2章 連作「モネについて考える」

ダニエル・ブラッシュ 連作「モネについて考える」 写真: Takaaki Matsumoto

続く第2章では、連作「モネについて考える」にフィーチャー。素材の特性を熟知し、極めて繊細かつエレガントなオブジェを生み出すブラッシュの類いまれなる個性や能力を掘り下げます。
ブラッシュはフランス印象派の画家、とりわけモネが用いた「光」を取り入れたカラーパレットに興味を惹かれ、この色遣いを理解するために妻のオリヴィアとフランスじゅうを訪れたというほど。

「透過する光に輝く透かし絵として見たら、モネの作品が好きになった」

帰国後、友人を通じてモネの絵画のポジ・フィルムを光にかざして見たブラッシュは、これ以来、“光で描く”ことを決意したのだそう。
ブラッシュが追求した色と光のマリアージュが表現された一連の彫刻作品のシリーズ「モネについて考える」からは、ブラッシュの色と光への愛着、そして彼と日本芸術との強い関係性を垣間見ることができます。

予約不要・入場無料で楽しむことができる本展覧会、六本木へ訪れた際にはぜひ忘れずに足を運んでみて。

展覧会概要

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 写真: Masaya Yoshimura

「ダニエル・ブラッシュ展 モネをめぐる金工芸」
2024年1月19日~2024年4月15日
主催:レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6)
開館時間:10:00-19:00
休館日:1月30日(火)、2月13日(火)、3月11日(月)
入場無料/予約不要
お問い合わせ:0120-50-2895 レコール事務局

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土屋 利沙

マーケティング業界を経て、メーカーやベンチャー企業でwebメディアの立ち上げ〜運営全般に携わり、現在は医療系ブランドPR。好きな窯元を訪れたい一心で九州に飛び立つ程度には器好き。モロッコ、スペイン、南仏、トルコなど国外でもちまちま収集しては慎重に機内持ち込みを繰り返す。趣味は肌・髪・歯のケアとバレエ。
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