Craftsmanship

2024.03.07

コンパクトかつドラマティックに食卓を彩る。うつわ楓・選【食卓を楽しくしてくれる「この作家のうつわ」】

手にすると気持ちが満たされ、毎日の食事がより楽しくなる。そんな注目の作家とうつわを人気のギャラリーに提案していただく全5回シリーズ、第3回です。

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サイズをコンパクトにすると使いやすくなる
うつわ楓(東京・青山)

20年以上もの間、うつわ好きに愛され続ける、青山の名ギャラリー。店主の島田洋子さんは、長くうつわと触れ合うなかで、最近は小さめなものに、心惹かれているといいます。
「少食になったこともあり、近ごろは5~6寸のお皿をメインに使うことも。軽くて使い心地がラクなのも、おすすめの理由です」

暮らしをコンパクトにしたい時代、うつわも小さくすれば、色や柄の効くものが選べるように。アクセントになるうつわを足すと、食卓は一気に盛り上がります。
「実用性よりは、お気に入りのうつわだけを数少なく持ちたいという方も増えました。家での生活が、より大切になっている証かもしれませんね」

二井内覚さんの「台形鉢 青白」
静謐な雰囲気漂う淡い青の釉薬が魅力

釉薬のスモーキーな青白(あおじろ)の色調とマットな風合いは、「まるで澄んだ湖のよう」とファンも多い、佐賀・有田(ありた)で活動する二井内覚(にいないさとる)さんのうつわ。シンプルな形だからこそ、土の表情と、焼成時に生まれる色彩の奥行きが際立ち、自然界の神秘を感じさせる。スープボウルや小丼として。●直径16×高さ8.2㎝ ※購入希望の際はお問い合わせください。

矢島操さんの「白磁カキオトシ花文皿」
繊細かつ力強い作風が食卓に彩りを与えてくれる

どこか物語を感じさせる、矢島操(やじまみさお)さんのうつわ。土の表面を削り、模様を生み出す「搔(か)き落とし」の技法を使い、大胆な花を描いている。リムがやわらかなフリル状になっているところに、繊細さも表現。ひとつあるだけで、食卓を明るくしてくれるはず。「花の周りに残る削り跡も、見どころのひとつです」(島田さん)●直径16.5×高さ2㎝ 参考商品

鈴木圭太さんの「五寸皿 緑」
溶けた釉薬がドラマティックで惑星のよう

釉薬を筆でポンポンとのせ、焼成(しょうせい)し、色の混在を生み出している。個体差があるのもまた楽しい。緑は新色。●手前/五寸皿 緑 直径15.5×高さ2.5㎝、右/小鉢 緑 直径12×高さ4㎝、上左/盃 緑 直径8×高さ4㎝、上右/ナナカク白(4寸皿) 直径12.5×高さ2㎝、(5寸皿)直径15×高さ2㎝ ※購入希望の際はお問い合わせください。

左/店主の島田洋子さん。写真は取材当時の店舗。2021年3月に、風通しのよい民家に移転した。

店舗情報

うつわ楓(うつわかえで)
住所:東京都港区南青山4‒17‒1・1F
電話:03-3402-8110
営業時間:12時~19時 
休み:火曜・個展会期以外の月曜
http://utsuwa-kaede.com/

撮影/sono(bean) 構成/湯口かおり、後藤淳美(本誌)
※本記事は雑誌『和樂(2023年2・3月号)』の転載です。掲載商品は税込価格です。1点もの、もしくは数量が限られているため、在庫がない場合もあります。

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和樂web編集部

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