日本文化の
入り口マガジン
3月1日(月)
専門家とは、非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねてきた人間のことである。(ニールス・ボーア)
日本文化の入り口マガジン 和樂web
日本文化の入り口マガジン 和樂web
3月1日(月)

専門家とは、非常に狭い分野で、ありとあらゆる失敗を重ねてきた人間のことである。(ニールス・ボーア)

読み物
Culture
2020.11.06

日本文化クイズ!大相撲や舞台などの「千秋楽」ってなに?語源は、みやびでおめでたい、あれ!

この記事を書いた人

この相撲一番にて、千秋楽にござります~。

15日間の大相撲本場所、最終日、最後の取り組み直前。行司の美声が土俵に響くと、場内に大歓声が沸き起こります。
大相撲や歌舞伎・芝居など、長期間に及んだ興行の最終日「千秋楽」は、特別なすがすがしさを感じる瞬間ですよね。

でも、「千秋楽」って、そもそも何なのでしょう? どうして「千」の「秋」が「楽しい」のでしょうか?

「千秋楽」とは?

デジタル大辞泉によると、「千秋楽」とはこんな意味。

・芝居・相撲などの興行の最後の日
・物事の最後。終わり

異体字として「千穐楽」などもありますが、これは縁起を担いだもので、芝居小屋を「火(秋、の右側)」から避ける意味と、「亀」の字はおめでたいものだから。

また、別の呼び方に「千歳楽(せんざいらく)」「楽日(らくび)」「楽(らく)」などもあります。

「千秋楽」の語源は?

千秋楽の語源はいくつかありますが、法要・法会(ほうえ)などの最後に演奏されたのが、雅楽の「千秋楽」という曲だったから、という説が有力です。
この「千秋楽」は平安時代の後三条(ごさんじょう)天皇が、秋の収穫を祝う大嘗会(だいじょうえ)のために作らせたもので、曲名は中国皇帝の誕生日「千秋楽節」にちなむともいわれます。

また、婚礼などでもよく聞く謡曲『高砂』の最後に謡われる「千秋楽は民を撫で、万歳楽には命を延ぶ。相生の松風、颯々の声ぞ楽しむ、颯々の声ぞ楽しむ」からきているという説もあります。

▼続けてクイズに挑戦!
漢字クイズ!「犇めく」。なんて読む?今は避けないといけない、あれ!

▼江戸時代のクイズを家族で楽しもう! 和樂webおすすめ書籍

アイキャッチ画像:葛飾北斎『和田原甚四郎 花項山五郎吉』、メトロポリタン美術館より

書いた人

人生の総ては必然と信じる不動明王ファン。経歴に節操がなさすぎて不思議がられることがよくあるが、一期は夢よ、ただ狂へ。熱しやすく冷めにくく、息切れするよ、と周囲が呆れるような劫火の情熱を平気で10年単位で保てる高性能魔法瓶。日本刀剣は永遠の恋人。愛ハムスターに日々齧られるのが本業。